電通デジタルは、ビジネスの拡大と組織の最適化を進めるため、営業組織の再構築に取り組んでいます。2024年には、全社のサービスやソリューションを活用し、総合的な支援を提供する「統合ビジネスプロデュース室」を組成しました。
この組織では、広告やデータ基盤、クリエイティブなど当社の持つケイパビリティを横断してクライアントの課題解決を進めています。また、2025年1月には、統合サービス提供のさらなる強化を目的に新設されたCSO(Chief Sales Officer:最高営業責任者)に就任しました。
テクノロジーがコモディティ化していく中で、営業力が競争優位性を高める重要な要素になると考えています。全社的な営業戦略を策定し、業界ごとに異なるクライアントの課題やニーズに迅速かつ的確に対応できる仕組みの整備に取り組んでいます。さらに、提案力を強化し、電通デジタルだけでなくdentsu Japanのリソースを駆使して最適な支援を行います。
こうした営業活動が当社の成長のドライバーになると捉えており、それを実現できる営業人財の育成は喫緊の課題と位置づけています。現場での実践を重視し、OJTを中心にスキルの向上を図るとともに、KPIや企業文化の見直しを通じて営業力の強化を目指します。
今後、クライアントやステークホルダーとの接点をさらに拡大し、営業力を軸にイノベーションを推進していきます。クライアントの課題を深く理解し、長期的な視点で解決策を提供することで、信頼関係を構築し、事業成長パートナーとしての役割を果たしてまいります。