2024.03.19

プロジェクトの初動で、課題をクイックに調査・分析する little birdが始動

成功するプロジェクトは「初動の比重が9割」と言っても過言でないほど、初期の企画・調査・分析に多くのエネルギーを注いでいます。そしてプロジェクトの初動は、できるかぎりすばやく課題を特定し、方向性を決定することが重要です。2024年1月、電通デジタルはプロジェクトの初動をクイックにサポートするチーム「little bird」を立ち上げました。little birdが発足した背景と、提供するパッケージ内容について、コアメンバーである長谷川みのり、山本ひかり、保坂紀季に聞きました。

プロジェクト初期の調査・分析、課題特定を行うパッケージを提供

――little birdとはどのようなチームなのか、教えてください。

山本:企業において新しいプロジェクトを始める際には、初動のスピードが重要です。

しかし、プロジェクト立ち上げ時には、何から手をつけたら良いのか、どの方法が最適なのか、優先すべきことは何なのか、競合他社の状況、自社の強み、弱みの洗い出しなど、やるべきことがたくさんあります。そのため、実際にスタートするまでに時間がかかってしまい、好機を逃してしまう。そのようなことが、往々にして起こりがちです。

そうした悩みを抱える企業に対して、プロジェクト初期の調査・分析、課題特定、軌道修正をクイックにサポートするパッケージを提供するのが、 little birdです。基本的には、初動調査をメインとし、デリバリーの一歩手前までを担当します。

電通デジタル 山本ひかり

―― little birdはどのようなサポートを提供していますか?

保坂:一例ですが、Webサイトやアプリの立ち上げ、リニューアル、新規サービスのUI/UXデザインに関するプロジェクトで、以下のようなお困りごとの解決をサポートします。

  • Webサイトのアクセス数が増えない
  • オウンドメディアをリニューアルしたいが、どこをどう変えるべきか分からない
  • Webサイトやアプリを改善するにあたり、顧客ニーズや競合動向を把握したい
  • 新しいサービスを開発するために、自社資産を整理したい
  • 顧客課題を解決できるようなUI/UXデザインを作りたい

 

――どのようにサポートするのでしょうか?

保坂:まず、現状分析としてヒアリングした上で調査設計を行い、それに基づき各種分析を実施します。その後、分析結果から課題を抽出し、課題改善のためのアウトプットをレポートとしてまとめてご提出します。

プロジェクト初期の段階で、客観的に調査・分析・レポーティングを提供することで、そのまま進めるのか、ピボットするのか、するのであれば、どのように方向修正するのかなどを決断するサポート役として、プロジェクトに携わらせていただくというイメージです。

Zoom

―― little birdが発足した経緯を教えてください。

長谷川:昨今、電通デジタルでは受注するプロジェクトの規模が大型化・長期化しています。クライアント企業の会社全体、もしくは複数の組織にまたがるDXを手がけることが増えているためです。

一方でクライアント企業からは、まずはプロジェクト初動の段階に限って、調査・分析、課題の洗い出し、カスタマージャーニーマップの作成、ペルソナの設定などを、短期間でクイックかつリーズナブルな価格でお願いできないか、といった声をいただいていました。

そうしたご要望に応えて、電通デジタル社内の組織を横断するクロスファンクショナルなチームとして、little birdを発足させました。ベースとなっているのは、2023年に新設したBIRD部門というトランスフォーメーション領域の組織です。BIRD部門から巣立った、小回りのきくチーム ということで「little bird」と名づけました。

電通デジタル 長谷川みのり

人数を最小限に絞り、クイックに動けるチームを編成する

―― little birdのメンバーを教えてください。

長谷川:大規模なプロジェクトに従事して、現場で経験を積み、スキルを身につけた若手社員です。彼ら・彼女らがプロジェクトリードないしクライアントコミュニケーションも行います。

保坂:スキルとしては、行動データ解析のアナリスト、UXデザイナー、プランナー、アートディレクター、デザイナーなど、多様な専門性を有するメンバーが在籍しています。

クイックに動くためには、チームの人数を必要最小限に絞る必要があります。ご依頼内容に応じて適切な人材をアサインし、そのうちの誰かがPM(プロジェクトマネージャー)を兼務するといった、コンパクトなチームを組んで進めます。

little birdメンバー3人程度が主となって動く想定で、シニアメンバーが状況を把握し、品質管理を行いつつ、必要に応じて補佐するというイメージです。

――little bird における皆さんの役割を教えてください。

保坂:私と山本は、 little birdとして提供するパッケージの企画を担当しています。little birdに参加する社員は、幅広い得意領域を持ち、コンサルティング経験も豊富な者ばかりですので、安心してご相談いただきたいと思っています。

山本:私は実制作に移る場合や、ご提案が必要な際の窓口を担っています。どのようなアウトプットが最適なのか、また、それが得意なメンバーは誰なのかを検討し、品質の高いデリバリーに向けてお手伝いします。

長谷川:メインで little birdの運営を担当するのは、保坂と山本です。私は2人からリクエストがあったときに、相談に乗ったり、アイデアを出したりするという形で携わっていくつもりです。


調査・分析だけでなく幅広いご要望にも対応

――電通デジタルの強み、ならびに little birdの強みは何ですか?

山本:私は以前、制作系の会社にいたのですが、電通デジタルに入ってみて、私がお仕事をご一緒したどの社員の方も戦略を構築できる力と、高いコンサルティング能力を持っていることに驚きました。それは一つの大きな強みだと感じています。

会社としては、コンサルティングの段階から実現可能性が高い戦略を構築し、最終のアウトプット、デリバリーを実現するところまで一気通貫で伴走できる点が大きな強みです。そしてその強みは、この little birdが提供するパッケージでも体現されています。

little birdは初動調査がメインではありますが、「そこから続けてデリバリーまでお願いしたい」ということになれば、電通デジタルの他の専門チームに引き継いで、Webサイトやアプリ、オフライン施策といった最終的なアウトプットにシームレスにつなげることもできます。

保坂:元々ベースとなったBIRD部門という組織がクロスファンクショナル組織でした。社内の複数の部門から、さまざまな専門性や知見をもった専門家が結集したという特長があった組織です。little birdもその流れをくんでいるため、調査・分析はもちろんですが、かなり幅広いご要望にも対応ができると思っています。

電通デジタル 保坂紀季

――最後に、これからの展望と、企業担当者の方へメッセージをお願いします。

山本:little birdを通して、電通デジタルの若手メンバーが、各自の持てる経験とスキルを存分に発揮し、クライアント企業の課題解決を達成できる機会をたくさん作っていきたいと考えています。

保坂:プロジェクトを本格始動する前の相談相手として、お気軽に little birdを活用してください。一社でも多くの課題解決につなげられると嬉しいです。

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