「何を買っても品質はだいたい同じ」「結局のところ、どの商品を買っても大差はない」。果てない企業間競争の終着点として、多くの生活者はそう実感しているとも言われますが、本当でしょうか。生活者は新しい価値、楽しさを今でも求めていて、企業がそれに応えられていないだけではないのでしょうか。
ゲーム開発の国内最大手・セガのグループ会社であるセガ エックスディーは、ゲームによって得られる楽しさ・情緒的価値を、一般ビジネスにおけるUX(ユーザー体験)にも応用する──言わば「ゲームUX」の取り組みを拡大しています。ゲームUXの可能性について、セガ エックスディー 伊藤真人氏と電通デジタル 松本勇輝が、具体的な事例を交えて解説します。