2020.12.23

【これだけはおさえておきたい!】SEO編

アフターコロナのニューノーマルを見据え、デジタルへの投資を強化する企業が増加しています。 例えばウェブサイトのリデザインやチャットボット導入といったオンラインでのユーザー体験向上に主眼を置いた施策を検討している企業は多いのではないでしょうか。もちろんこのような施策に意義はありますが、一方で比較的軽視されがちな施策があります。それがアクイジション(集客)です。いくら素晴らしいユーザー体験を構築できても、ウェブサイトへのアクセスが少なければその投資は成功とは言い難いでしょう。このように、依然として重要と言えるアクイジションについて、SEOをとりあげ、特に初めに行っておくべき設定についてフォーカスしご紹介します。

※所属・役職は記事公開当時のものです。

プラットフォーム&データ本部
プラットフォームコンサルティング部
ジュニアデータマーケティングコンサルタント

森 有人

SEOはSearch Engine Optimization(検索エンジン最適化)の頭文字をとったもので、Yahoo!やGoogleなどの検索エンジンでの検索時にページが上位に表示され、アクセスが増えることを目的としたデジタルマーケティング施策です。2020年現在、中国やロシアなど一部をのぞきほとんどの国でGoogleのシェアが1位であるため、基本的にはGoogleを意識した施策となります。Googleはユーザーの検索体験の向上を掲げ、アルゴリズムを基にページ・サイトを評価、ランク付けを行います。そのため前提として、ユーザーが欲する/ユーザーのためになるコンテンツを有することがSEOの第一歩となります。今回紹介するのはその前提を踏まえたうえで、検索エンジンの特性に基づき、さらに検索エンジンからの評価が高まることを狙うものです。

Title要素:ページの主題を表す要素です。検索結果に表示されるためページの内容を的確に表したうえで、ユーザーがクリックしたくなるような内容としましょう。また以前より重要性は低下しているもののターゲットキーワードも可能な限り含めるようにしましょう。自社ECでは差別化のため「公式」の文言を入れることも検討してください。
Meta description要素:ページの内容を表した文章です。直接的に順位上昇をさせる効果は認められませんが、検索結果に表示されるため、ユーザーがクリックしたくなるような内容としましょう。

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Hx要素:ページの見出しとなる要素です。一律企業ロゴなどに設定されているケースがよく見られますが、可能な限りページ毎に適切な箇所に設定するようにしましょう。
内部リンク:検索エンジンのクローラーはサイト内に設置されたリンクを通じてサイト内を巡回し、ページを認識・評価します。重要なページにはリンクを集めるようにしましょう。パンくずリストも効果的です。
モバイル対応:スマートフォンの普及によって、検索体験がより重視されるようになりました。スマートフォンでページを見た場合に見やすいこと、またページの表示速度が充分に速いことなどが重要とされています。それぞれ以下のツールで計測することが可能です。

Google モバイルフレンドリーテスト(ページのモバイルユーザービリティ)
Google PageSpeed Insights(ページの表示速度)

構造:ひとつのページの中にあまり多くの内容を詰め込まず、適切な単位で分割することが重要とされています。と同時に非常に似通った内容を扱うページがサイト内に複数存在しないようにすることも必要です。
構造化マークアップ:特定の書式に従って情報の記述を行うことで、検索エンジンに内容を伝わりやすくすることができます。商品ページやHow toページ用など様々なマークアップが用意されているので、適切なものを選択し、実装してください。
ローカル検索:ニューノーマルにおいて自宅近くの店舗の名前などを検索することが多くなったのではないでしょうか。こういった検索に対しては検索結果に営業時間や電話番号などが含まれた枠(ナレッジパネル)が表示されることがありますが、このナレッジパネルは情報が間違っているケースもあります。Googleマイビジネスを導入することで表示を一定程度コントロールすることが可能です。SNSなども含め統合的に管理するソリューションも出ています。

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UX:検索エンジンはユーザー体験をより改善すべく、UXを評価に用いることも考えています。2021年にCore web vital(優れたユーザー体験を提供するために不可欠である指標の中でGoogleが特に重要とした3つの指標)を新しいシグナルとして組み込んだアルゴリズムのロールアウトが予告されています。

アイソバー(現 電通デジタル)ではこれまで説明してきたSEOのケイパビリティを有しています。CXデザインと共に、このような施策も是非同時に検討してみることをお勧めします。

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