自分たちの「リアルな感覚」が、そのまま強みになる。社内横断組織「YNGpot.」の魅力とは?

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写真:電通デジタルのオフィスを背景に立つ、DEI推進担当役員の伊関 淑恵

若年層の価値観やトレンドを捉え、企業のマーケティング活動を支援する社内横断組織YNGpot.(ヤングポット)。現在、約25名在籍しています。多様な専門性を持つ若手社員は、若者としての感覚をどのように仕事に生かし、どのようなやりがいや経験を得ているのでしょうか。4名のメンバーに聞きました。

2026年8月時点での所属・役職です

目次

「若者であること」自体が大きなチャンスにつながる

Q. YNGpot.とはどのような組織ですか?

鈴木:部門の垣根を越えた有志で構成され、企業の若年層向けマーケティングを支援している組織です。「若者に自社の商品や魅力が届かない」とお悩みの企業に寄り添い、今の若者の本音(インサイト)の分析から、コミュニケーション戦略の立案、商品・サービス開発、新卒採用時におけるコミュニケーション支援まで幅広くサポートしています。

鈴木 登偉(電通デジタル トランスフォーメーションストラテジー部門 トランスフォーメーションストラテジー第2事業部)
写真:鈴木 登偉

内田:現在は23歳から30歳までの約25名が所属しています。参加形態は、メンバーの主体性を尊重する立候補式です。

内田 美帆(電通デジタル エクスペリエンス&コマース第1部門 オウンドメディア第2事業部)
写真:内田 美帆

Q. 具体的にはどのような活動をしているのですか?

鈴木:大きく分けると活動は2つあります。1つ目は、若年層向けマーケティングを中心とした「クライアント支援活動」。もう1つは、その土台となる「若者のトレンドやインサイトの研究活動」です。

研究活動では、月2回ほどメンバーが集まり、各自が持ち寄ったトレンドや実体験をもとに「今の若者の本音や傾向」を掘り下げています。そこでは、トレンド単体ではなく、その背景や成功要因を整理することで、若年マーケットを構造的に捉えています。さらに定期的な定量調査も実施し、自分たちの見立てが数値として正しいか検証しながら、得られた知見をクライアント支援に還元しています。

また、メンバーはそれぞれ所属部署が異なるため、通常業務ではかかわることの少ない部署の同世代メンバーと出会い、交流する場にもなっています。例えば、「所属が違う同世代に主務の悩みを相談する」「主務とは異なる領域のプロジェクトに参加し知見を広げる」といった、YNGpot.ならではの、互いに刺激を与え合える環境があります。

Q. メンバーが参加したきっかけを教えてください。

米盛:私がYNGpot.に興味を持った最初のきっかけは、新卒の新入社員研修で内田さんから話を聞いたことです。普段の業務ではなかなか接点のない部署の方々と一緒に活動することで、電通デジタルの中にどのような仕事や専門性があるのかを知り、自分自身のキャリアを考えるうえでも視野を広げられるのではないかと感じていました。

入社2年目になり「挑戦したい」という思いが強まり内田さんに相談したところ、「そうして自ら手を挙げる主体性を大切にしている組織だよ」と背中を押していただけたことで参加を決めました。

また、主務とは異なる領域やテーマの案件に関われることや、自分たちから企画や提案を生み出していけることにも魅力を感じています。相談した際に「YNGpot.では、そうした動きも歓迎している」と言っていただけたことも大きな後押しになりました。これからも自分から手を挙げながら、さまざまなことに挑戦していきたいです。

米盛 有咲(電通デジタル エクスペリエンス&コマース第1部門 オウンドメディアプランニング事業部)
写真:米盛 有咲

窪田:私も新卒入社4年目となり、主務である部署の仕事にも慣れてきた中で自分の年齢や視点を武器に、より幅広く挑戦したいと思ったのがきっかけです。実際の活動では、主務とは異なる思考が求められる面白さを感じています。

現在私が所属している部署の仕事は40〜50代がメインターゲットになることが多いですが、YNGpot.では若年層をどう振り向かせるかを考えます。自分自身がターゲットに近いからこそ、リアルな感覚やインサイトを企画に直接反映できるのが魅力です。

窪田 美玲(電通デジタル ソーシャルエンゲージメントデザイン部門 LINEプランニング部)
写真:窪田 美玲

実務経験を超えて、血の通った提案と手応えを得られる場所

Q. 組織としての独自の特色や強みは何でしょうか?

鈴木:YNGpot.の最大の特色は、自分のリアルな感覚や体験がクライアントの貴重な情報になる点です。通常業務ではこれまでの経験が重視されることもありますが、ここでは「若者であること」自体が大きなチャンスにつながります。

もちろん、クライアントに対して若者のリアルな声を届けることは勇気がいります。率直な意見を評価していただけるのは、ただの意見で終わらせず若年層向けマーケティングの知見を元に「どうすべきか」の提案やディスカッションまで一緒に伴走しているからだと感じています。

内田:YNGpot.は、「一人の若者としての感覚」が最大の武器になる場所です。私自身、個人的に強い関心がある食の知識と若者目線を掛け合わせ、クリエイティブディレクターらと共に、食品メーカーのウェブ CMの企画を形にし、若者からの共感を生み出せた経験があります。

通常の実務経験を超えて自分の関心を生かし、若者のリアルな視点で血の通った提案ができることこそが、YNGpot.の強みだと思います。

Q. やりがいを感じたこと、成長を実感できたことを教えてください。

鈴木:特にやりがいを感じたのは、大手カフェチェーンの商品・サービス開発の初期段階から深く関われたことです。経験のない領域でしたが、YNGpot.メンバーと悩みながらアウトプットまでできたことはとても印象に残っています。

また、主務以上に広い領域と責任を担うこともあり、成果が出たときの手応えも格別です。YNGpot.で培った経験や実績がきっかけで新しい案件獲得につながることもあり、主務とも良いシナジーが生まれていると感じます。

内田:自分にできることを1つずつ増やし、それらを掛け合わせることでご支援できる領域を広げていくことに、大きなやりがいを感じています。自身が積み上げてきたものがどれも役に立つ可能性を秘めていて、少しずつでも、着実に、自分自身の成長を感じられる瞬間は嬉しいことで、この環境に感謝をしています。

Q. 実際のYNGpot.の雰囲気はどのような感じですか?

窪田:一言で言えば、いつでも頼れる、心強いチームです。チャットで相談すると、すぐに誰かが応えてくれますし、そこで得た知見を自分の部署に持ち帰り、生かせる環境も魅力です。自分とは異なる視点を持つメンバーから、いつも良い刺激を受けています。

米盛:内田さんや鈴木さんをはじめ、先輩方もみなさん話しやすく、部署や年次を越えた「ナナメの関係」があると感じています。普段の業務だけでは接点を持つ機会の少ない人たちと、同じテーマについてフラットに意見を交わせることも、YNGpot.ならではの魅力だと思います。

また、「これからのキャリアについてじっくり考えられる場所」でもあります。さまざまな価値観や働き方をしている人と出会えるのは、恵まれた環境だなと実感しています。

写真:YNGpot.メンバー4名が会話している様子

「やりたい」を叶え、自分の本当の目指したいキャリアへ繋げる

Q. YNGpot.での経験は自身のキャリアにどう生きていますか?

鈴木:YNGpot.は、自分自身のキャリアを真剣に考えるきっかけを与えてくれ、今のキャリアへと導いてくれた存在です。実は入社当初は今とまったく違う業務領域にいたのですが、YNGpot.での活動を通して、自分の目指したいキャリアパスを見つけられました。

その後に希望の部署へ異動を果たせたのですが、もしYNGpot.に入っていなければ自分の本当の想いに気づけませんでしたし、異動もずっと難しかったはずです。他のメンバーにも、自分なりのスタイルでYNGpot.をキャリア形成に生かしてほしいですね。

内田:私も今のキャリアへ歩みを進める過程で、YNGpot.の存在に大きく助けられました。一つの専門性を深めていくスペシャリストの道を選ぶこともできたと思います。YNGpot.という環境を活かし、幅広い経験を積むことができたからこそ、ひとつの枠にとらわれない柔軟なキャリアを選択することにつながりました。

Q. 今後挑戦してみたいことや、どんなチームにしていきたいですか?

窪田:今の年齢だからこそ持っている視点を武器に、これからもさまざまな企画に挑戦したいですし、自分自身の得意領域もどんどん広げていきたいです。今後は「若年層のことならYNGpot.」という社内認知をさらに高め、YNGpot.が主導するプロジェクトをどんどん増やしていきたいと思っています。

米盛:私は主務で携わっている案件とはまた異なるテーマや領域の企画、新しい方向性の企画にも積極的に挑戦していきたいです。難しいことではありますが、その企業やブランドだからこそ持っている魅力を見つけ、それがきちんと際立つような仕事や案件を自分たちから生み出していけたらと思っています。企業にとっても生活者にとっても、取り組む意味のある仕事をつくっていくことが目標です。

また、YNGpot.には、これまで先輩方が積み重ねてきた知見や活動がたくさんあります。今後はその魅力を社内にもより広く知ってもらい、「若年層について考えるならYNGpot.に相談してみよう」と思ってもらえる機会を増やしていきたいです。そのための発信にも、自分なりに積極的に関わっていきたいと思っています。

鈴木:YNGpot.では、これまでもさまざまな形で企業のマーケティング活動に携わってきました。これからも、AIの浸透など変化の激しい時代における若者の本音や傾向を研究しながら、企業や社会に還元していきます。

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