「できない」を隠さなくていい。多様でオープンなチームだから乗り越えられた、社会人最大の壁|相田史

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インタビュー

※2026年11月時点の内容です

大規模・グローバル案件への挑戦を求めて

前職は20人規模のマーケティングブティックで、約4年間、PM(プロジェクトマネージャー)を務めていました。主に担当していたのは出版社のウェブメディア運用です。PMとして予算配分やメンバーの配置を担いながら、サイト運用、ウェブコンテンツ制作、分析、SNSアカウントのレポーティングまで、幅広く手がけていました。

大学のときに1年間留学していたこともあり、もともとグローバル志向があったのですが、4年ほど働くなかで、より規模の大きな案件やグローバルな案件に挑戦したいという気持ちが芽生え、転職を考えるようになりました。

転職活動では、当時の電通アイソバーに応募しました。同社を志望した理由は3つあります。1つ目は、大規模なプロジェクトが数多くあること。2つ目は、クライアントにグローバル企業が多いこと。3つ目は、4年間磨いてきたPMとしてのスキルをさらに伸ばせる環境だと感じたことです。
内定後、入社前に電通デジタルとの合併を知りましたが、担当する仕事については事前に具体的な説明を受けていたため、不安はありませんでした。

入社してまず驚いたのは、周囲のメンバーの優秀さです。レスポンスが驚くほど速い人、過去の経緯まで細かく把握している人、クライアントの質問を掘り下げてすぐに問題を特定できる人。それぞれが異なる強みを持っていて、学びの多い環境だと感じました。

前職では1つのプロジェクトに関わる人数が少なく、全員で広く浅くカバーし合うのが当たり前でした。一方、電通デジタルでは一人一人が自分の強みを武器として持ち、それを生かし合う形でチームを組んでいきます。PMの人数も、前職では自分と同程度の経験を持つ人が1〜2人程度でしたが、電通デジタルには同年代や似たような経験を積んだPMが数多く在籍しています。

前職では自分が中心となって仕事を進めることが多かったのですが、電通デジタルでは、さまざまな強みを持つPMと切磋琢磨できる環境があります。ぐいぐい進めるのが得意な人もいれば、周囲が自然と動けるよう上手に働きかける人もいて、PMのあり方にもさまざまな選択肢があることを実感しています。

写真:相田史

嗜好品ブランドから電子部品メーカーまで、日本と海外をつなぐ

現在はグローバルソリューション室で、外資系嗜好品ブランドのロイヤルティプログラムの運用を担当しています。あわせて、クライアントからの相談や質問を受け、社内の担当者につなぐなど、情報の交通整理も担っています。

並行して担当しているのが、電子部品メーカーのウェブサイトリニューアルです。海外の電通グループ企業であるMerkle(マークル)のドイツチームと、日本のクライアント本社をつなぐ橋渡し役として参加しています。クライアントとのやり取りの過半数が英語で、海外のチームと連携して進めています。もともとグローバルな仕事を求めて転職したので、まさに望んでいた環境で働けていると感じています。

海外の担当者とやり取りする際は、相手も英語が第一言語でないことが多いため、論点がぼやけないよう話の構成を意識しています。また、決まったことは必ずテキストで残し、次に何をするかまで共有することで、認識の齟齬が生じないよう心がけています。

グローバル案件に携わる中で感じるのは、自分と異なる意見や価値観を受け入れる姿勢です。海外の方々と仕事をしていると、意見が異なっていても、その場でディスカッションして互いの考えを理解しようとする場面が多くあります。そのような場に立ち会うたびにやりがいを感じ、私もしっかり意見を持たなければと身が引き締まる思いがします。

こうしたグローバル案件で経験を積む一方で、仕事の幅も少しずつ広がっています。入社以来、フロントエンドのPM/ウェブディレクターとして働いてきましたが、昨年頃からは新規提案にも関わるようになりました。最初は資料作成のサポートから始まり、徐々に提案の方向性を考える役割も任されるようになりました。対応できる分野が広がり、着実にステップアップしている実感があります。


社会人最大の壁を乗り越えられた、オープンなチーム

ピッチに参加し始めるようになった当初、社会人になって以来最大の壁にぶつかりました。それまでは長くお付き合いのあるクライアントとの継続案件が中心で、今あるものをどう良くするか、良い関係性をどう維持するかに注力してきました。新規案件として、クライアントの悩みを聞き、対応可能な案を考えて新しく提案する経験はほとんどなく、いざその役割を担うことになって、非常に戸惑いました。「この年次ならこれくらいできて当然」という思い込みと経験値のギャップに、当時はとても苦しみました。

乗り越えられたのは、上司や同僚が辛抱強くサポートしてくれたからです。グローバルソリューション室には、経験不足やわからないことを隠さず、素直に相談できるオープンな雰囲気があります。私自身も周囲に助けてもらいながら、苦しみつつも資料を作り、クライアントに提案するところまでやり切ることができました。
提案の結果は振るわなかったものの、これまで経験のなかった仕事を最後までやり遂げたことは、大きな一歩だったと思います。この経験を通じて、自身の対応できる領域や視野が大きく広がったと感じています。

写真:相田史

オープンな雰囲気に加えて、グローバルソリューション室の特徴だと感じるのが、メンバーの多様性です。PMや営業のほか、UI/UX、戦略、デザイン、テクノロジーなど、さまざまな得意領域を持つメンバーが集まっています。出身国やバックグラウンドも多様で、前職もいわゆるデジタル関連だけでなく、美術関連や貿易のお仕事をされていた人もいます。働き方の面でも、お互いの違いを尊重するカルチャーが根付いています。例えば、1週間ほどまとまった休暇を取るメンバーもいますが、その間は周囲が自然に業務をカバーしています。優しくフレンドリーな人も多く、中途入社の方にもなじみやすい環境だと思います。


「やりたい」と手を挙げれば、応えてくれる環境がある

このような経験を通じて、仕事の進め方も大きく変わりました。案件の規模が大きくメンバーが多い分、自分一人で完結できる仕事はむしろ少なくなりました。そのなかで、どのように周囲と働くか、どこまでを誰にお願いするかを考える力が磨かれたと思います。英語で話し、資料を作る機会が増えたことで語学力も飛躍的に伸びましたし、資格支援制度やeラーニングなどで自己研鑽できる環境があるのもありがたいですね。入社5年目を迎え、今後は担当したことのない業界やクライアント、まだ一緒に働いたことのない人とも仕事をしてみたいと思っています。同時に、自分だけが頑張るのではなく、周囲のメンバーと協力しながらチームとして成果を出す働き方をより高めていきたい。英語での交渉力も磨いていきたいです。

電通デジタルには、「挑戦したい」と手を挙げる人に対して、会社やチームが全力でバックアップしてくれる土壌があります。「デジタル未経験ではハードルが高いのでは」と躊躇される方もいるかもしれません。もちろん、キャッチアップする意欲や学ぶ姿勢、そして一歩を踏み出す勇気は大前提として大切です。そして、同時に必要なのは、これまでの経験やスキルを一度棚卸しし、「何が応用できて、何が足りないのか」を客観的に分析しておくことです。ご自分の強みと課題感を正しく把握したうえで飛び込んできてくだされば、周囲も全力でサポートしてくれるはずです。英語についても、私は帰国子女ではありません。最初から英語を完璧に使いこなせたわけではありませんが、実際の仕事を通じて語学力を磨いてきました。英語でコミュニケーションを取ろうとする姿勢や、学び続ける意欲が大切だと感じています。今より一つ上のステージで働きたいと考えている方は、ぜひチャレンジしてください。一緒に切磋琢磨していきましょう。

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