プレスリリース

新たなパラアスリートを採用

田中光哉選手(パラテコンドー)、桑野楓夏選手(ボッチャ)の活動を支援

株式会社電通デジタル(本社:東京都港区 代表取締役社長執行役員:川上 宗一 以下、電通デジタル)は、4月1日付でパラテコンドーの田中 光哉(たなか みつや)選手、ボッチャの桑野 楓夏(くわの ふうか)選手を社員として採用しましたのでお知らせします。

電通デジタルでは、ダイバーシティ&インクルージョンに関わる様々な取り組みを行っており、その一つとして障がい者採用およびパラアスリートの活動を支援しています。現在、当社には浅井 翔一選手(パラ卓球)、有熊 宏徳選手(パラ陸上競技/走幅跳・100m)、有田 正行選手(ボッチャ)、大野 僚久選手(CPサッカー)、小松 沙季選手(パラカヌー)、角田 成選手(車いすフェンシング)長櫓 圭永選手(車いすテニス)、山内 裕貴選手(パラ射撃)、脇山 陸久選手(パラ陸上競技/車いす)、若生 裕太選手(パラ陸上競技/やり投げ)が在籍しています※1

今回新たに採用したパラテコンドーの田中選手は、2018年「キムウンヨン国際パラテコンドーオープン」など数々の国際大会で優勝し、2021年「東京2020パラリンピック競技大会」にも出場しました。さらにボッチャの桑野選手は、2013年「アジアユースパラ競技大会マレーシア2013」で準優勝を果たし、以降も国内外の大会で好成績を収めるなど、いずれも今後の活躍が大いに期待される選手です。電通デジタルでは、両名の選手の活動支援をはじめ、今後もパラスポーツの普及・振興に貢献してまいります。

電通デジタルは、「人の心を動かし、価値を創造し、世界のあり方を変える。」という新パーパス※2のもと、企業と社会の持続的成長に貢献することを目指しています。スポーツの分野においても引き続き、夢の実現を目指す選手や競技を支援していくと同時に、変化の著しいデジタル社会の中で、障がいのある方々が働きやすい多様性のある環境づくりを進めていきます。

電通デジタル パラアスリート特設サイト

選手プロフィール

田中 光哉(たなか みつや)

主種目:パラテコンドー ※強化指定選手
生年月日:1992年7月22日

先天性の両上肢欠損障害。幼少期から様々なスポーツに触れ、大学までサッカーを続ける。障がい者スポーツ普及に携わるため関連団体に就職後、パラアスリートとしての転身を決意。これまでのスポーツ経験を活かせるテコンドーに的を絞り、2017年から本格的に競技を開始。そのスピード感と激しさに魅了され実力を伸ばし、同年より強化指定選手に選ばれ、2021年「東京2020パラリンピック競技大会」にも出場。競技活動や経験などの発信を通じて、人々や社会へ貢献していけるアスリートを目指す。

受賞・代表戦歴

  • 2018年 パンアメリカパラテコンドーオープン 優勝(K43/75kg級)
  • 同年 キムウンヨン国際パラテコンドーオープン 優勝(K43/75kg級)
  • 2019年 U.S.オープンパラテコンドー選手権 優勝(K43/61kg級)
  • 2020年 サンマリエカップ 優勝(K44/61kg級)
  • 2021年 東京2020パラリンピック競技大会 9位(K44/61kg級)
田中 光哉(たなか みつや)

田中選手コメント

デジタルと共にある社会に向けて常に「チャレンジ」をする電通デジタルと同じく、私自身もその一員として、そして競技者として、新たな挑戦を続けてまいります。パラリンピックや国際大会での結果を追い求めることはもちろん、その過程や姿勢を発信していくことで、社内外の多くの方々、そして社会全体にエネルギーや変化を与えていける社員を目指していきたいです。私自身、そうした未来に今からとてもワクワクしています。


桑野 楓夏(くわの ふうか)

主種目:ボッチャ(BC3)
生年月日:1996年8月18日

先天性の脳性麻痺による四肢体幹機能障害。テレビで初めてボッチャを知り、14歳から競技を始める。BC1クラスにて、2013年「アジアユースパラ競技大会マレーシア2013」個人準優勝など世界大会にて好成績を収める。2020年に頚椎症を発症し、2022年からはBC3へとクラスを変更。再始動を果たし、次なる目標へと挑戦を続ける。

受賞・代表戦歴

  • 2013年 第14回日本ボッチャ選手権大会 ベスト8(BC1)
  • 同年 第13回全国障害者スポーツ大会 3位(団体)
  • 同年 アジアユースパラ競技大会マレーシア2013 準優勝(BC1)
  • 2017年 ドバイ2017アジアユースパラ競技大会 ベスト8(BC1)
  • 2019年 第6回福岡ボッチャフェスタ パラボッチャ大会 準優勝(BC1)
桑野 楓夏(くわの ふうか)

桑野選手コメント

私自身がこれまでの人生で掲げてきた「何事にもチャレンジし、達成するまで諦めず努力する」というモットーは、事業成長パートナーとしてクライアントと真摯に向き合う電通デジタルの姿と通ずるところがあると思っています。競技者として、結果を出すためには何が足りないのか、またどのようなトレーニングが必要なのかなど常に自己分析と研究を繰り返していくことで、結果に結びつけられるよう邁進していきます。そして、こうした姿を通して、電通デジタルの一員として皆様に応援して頂けるような選手を目指していきたいです。


電通デジタル所属パラアスリート一覧 ※五十音順

浅井 翔一(あさい しょういち)

主種目:パラ卓球(クラス8)
左半身麻痺。大学進学を機にパラ卓球に出会い、本格的に活動を開始。
全国大会で好成績を残す。

浅井 翔一(あさい しょういち)

有熊 宏徳(ありくま ひろのり)

主種目:陸上競技 走幅跳/100m(T38クラス)
脳性麻痺(左半身片麻痺)。
2016年より競技を始め、以降出場する大会でメダル獲得、800m日本記録更新。

有熊 宏徳(ありくま ひろのり)

有田 正行(ありた まさゆき)

主種目:ボッチャ(BC3) ※強化指定選手
先天性の難病脊髄性筋萎縮症(SMA)。
電動車いすサッカー元日本代表で、2017年からボッチャは競技転向。
2021年日本選手権で優勝を果たす。

有田 正行(ありた まさゆき)

大野 僚久(おおの ともひさ)

主種目:CPサッカー(FT1) ※強化指定選手
右半身麻痺。2016年に競技を始め、2ヶ月後に日本代表に選出。
2018年からは副キャプテンも務める。
国内でも全日本選手権で所属チームを優勝に導いた。

大野 僚久(おおの ともひさ)

小松 沙季(こまつ さき)

主種目:パラカヌー(VL2) ※強化指定選手
バレーボール選手として活躍後、突如体調を崩し、両下肢麻痺となる。
2021年に競技を始め、わずか2ヶ月で国内大会2位、その2ヶ月後にはワールドカップで5位入賞。
同年、東京2020パラリンピック競技大会出場。

小松 沙季(こまつ さき)

角田 成(つのだ あきら)

主種目:車いすフェンシング(カテゴリーB)
23歳の頃に交通事故により下肢機能全廃となる。
事故前の格闘技経験を活かし、2016年より競技を開始。
その後、数々の国際大会に出場する。

角田 成(つのだ あきら)

長櫓 圭永(ながろ けいと)

主種目:車いすテニス(メインクラス) ※強化指定選手
17歳で事故に遭い、脊髄損傷による両下肢機能全廃になる。
数々の大会で成績を残し、次世代育成強化指定選手にも選ばれる。

長櫓 圭永(ながろ けいと)

山内 裕貴(やまうち ゆうき)

主種目:射撃 10mエアピストル
17歳の頃に事故に遭い、右手全体の神経が麻痺。
2014年から競技を始め、2017年には初めて国際大会出場。

山内 裕貴(やまうち ゆうき)

脇山 陸久(わきやま りく)

主種目:陸上競技 100m/200m/400m/ハーフマラソン(T54クラス)
先天性の二分脊椎症。
2013年に競技を始め、ジュニア時代には国際大会でメダルを獲得。

脇山 陸久(わきやま りく)

若生 裕太(わこう ゆうた)

主種目:陸上競技 やり投げ(F12クラス) ※強化指定選手
20歳の頃にレーベル症を発症し視覚障害になる。
2018年よりやり投げに専念し、翌年には日本記録を樹立。

若生 裕太(わこう ゆうた)

以上

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