株式会社電通デジタル(本社:東京都港区 代表取締役社長執行役員:川上 宗一 以下、電通デジタル)は、当社社員の車いすバスケットボールの藤井 郁美(ふじい いくみ)選手が、現役引退することをお知らせします。
電通デジタルでは、多様性のある環境づくりに向け様々な取り組みを行っており、その一つとして障がい者採用およびパラアスリートの活動支援を推進しています。現在、藤井選手のほか、有熊 宏徳選手(パラ陸上競技/走幅跳・100m)、有田 正行選手(ボッチャ)、小松 沙季選手(パラカヌー)、長櫓 圭永選手(車いすテニス)、山内 裕貴選手(パラ射撃)、脇山 陸久選手(パラ陸上競技/車いす)、若生 裕太選手(パラ陸上競技/やり投げ)の計8名が在籍しています。
藤井選手は、電通デジタルが初めて採用したパラアスリートとして2018年10月に入社し、数々の大会で日本女子代表のキャプテンを務めるなど第一線で活躍し、チームをメダル獲得に導いてきました。現役引退後は、電通デジタルに在籍しながら、後進の育成や教育、当社所属アスリートの支援なども行い、パラスポーツ全体の普及・振興活動に様々な形で従事します。アスリートのセカンドキャリアが課題となる中、当社では新たなキャリア形成を支援すると共に、元アスリートの知見を活かしたパラスポーツのさらなる普及・振興に努めてまいります。
電通デジタルは、「ワクワクするデジタルへ」というスローガンのもと、デジタルを通じて生活者と企業をつなぐことで幸せをお届けし、デジタルと共にあるワクワクした未来の実現を目指しています。スポーツの分野においても引き続き、夢の実現を目指す選手や競技を支援していくと同時に、変化の著しいデジタル社会の中で、障がいのある方々が働きやすい多様性のある環境づくりを進めていきます。
藤井 郁美選手コメント
この度、現役生活を引退することになりました。
競技をはじめて20年。間違いなく車いすバスケットボールが私の人生を豊かにしてくれ、人として成長させてくれました。
現役の最後を東京パラリンピックという素晴らしい舞台で終えられたことは大変誇らしく、苦しい時を乗り越えこれまで頑張ってきて良かったと、心から思うことができました。
また、ここまで長きにわたって競技を続けてこられたのも、支えてくれた家族、友人、チームメイト、連盟、携わってくださった多くのコーチ、スタッフの皆さま、会社の皆さま、そして応援してくださった車いすバスケットボールファンの皆さまのおかげです。本当にありがとうございました!
今後は、引き続き電通デジタルの社員として、私なりの形で車いすバスケットボール界へ恩返しをしながら、新たな目標に向かってチャレンジを続けていきたいと思っております。
引き続きご支援の程よろしくお願いします。
藤井 郁美選手プロフィール
15歳の頃に悪性骨肉腫を発症し、右大腿骨、膝を人工関節に置換。20歳から競技を始める。
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種目: 車いすバスケットボール
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生年月日: 1982年11月2日
主な戦歴
| 2006年 | オランダアムステルダム世界選手権大会出場 6位 |
|---|---|
| 2008年 | 2008北京パラリンピック競技大会 4位 |
| 2010年 | 広州2010 アジアパラ競技大会 優勝 |
| 2017年 | 内閣総理大臣杯争奪 第45回記念日本車椅子バスケットボール選手権大会 優勝 |
| 2018年 | 天皇杯 第46回日本車いすバスケットボール選手権大会 優勝 |
| インドネシア2018 アジアパラ競技大会 準優勝 | |
| 皇后杯 第29回日本女子車いすバスケットボール選手権大会 準優勝 | |
| 2019年 | 2019国際親善女子車いすバスケットボール大阪大会 3位 |
| 天皇杯 第47回日本車いすバスケットボール選手権大会 優勝 | |
| 2019アジアオセアニアチャンピオンシップス 3位 | |
| 2020年 | 皇后杯 第30回記念日本女子車いすバスケットボール選手権大会 準優勝 |
| 国際親善女子車いすバスケットボール大阪大会 3位 | |
| 2021年 | 東京2020パラリンピック競技大会 6位 |
以上
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