バナー画像をAIエージェントとの対話形式で生成する「∞AI Ads2」を開発

株式会社電通デジタル（本社：東京都港区　代表取締役社長執行役員：瀧本 恒　以下、電通デジタル）は、AI活用によって企業の次世代マーケティング活動支援を総合的に行うソリューションブランド「∞AI^®（ムゲンエーアイ）」^※1の、デジタル広告の制作プロセスを効率化・最適化するソリューション「∞AI Ads（ムゲンエーアイ アズ）」において、バナー画像の生成や、クライアントの広告効果改善に特化した個別のAIエージェントを搭載するアップデートを行い、「∞AI Ads2」として本日より社内での本格運用を開始し、クライアントの広告効果最大化に向けた支援を強化します。

今回のアップデートでは、AIエージェントの機能拡張を行い、クライアントの状況に応じたサポートを実現します。担当者が「∞AI Ads2」に搭載されたAIエージェントと対話しながら、AIが3つの特化エージェントを適宜呼び出し、広告クリエイティブ制作におけるPDCAをより一層高速に実施し、広告効果の最大化支援をします。

1. チューニングされた予測エージェント
   独自に開発した、少量の教師データでも高精度な予測を実現できるAIモデルを搭載した予測エージェントです。これにより、クライアントの広告配信データなどの効果実績データを活用し、クライアント個別の予測AIモデルを構築し、過去の効果傾向をより重視した予測結果が出力可能となります。
   
   
2. より詳細な顧客情報を学習した提案エージェント
   商品やサービスの特徴、ターゲットの特徴、訴求軸など広告プランニングに必須となるさまざまな情報を、許諾を得た企業データをはじめとした各種情報源から自動で抽出し学習することで、個別にカスタマイズされた提案エージェントです。これによりAIが生成する改善内容などの精度向上を実現します。
   
   
3. バナー画像を生成する生成エージェント
   提案エージェントが生成した改善内容に沿ったバナー画像を生成するエージェントです。短時間で10本のバナー画像を生成し、大量かつ高速な制作を実現します。エージェントが生成したバナー画像を基に必ず当社の担当者が仕上げを行うことで、クオリティを担保します。
    

近年、デジタル広告市場規模の拡大やパーソナライズ化の高度化に伴い、広告クリエイティブの制作から運用・改善までのPDCAサイクルの高速化が求められています。
電通デジタルでは、2022年12月に「∞AI Ads」^※2を開発し、広告クリエイティブの制作プロセスの4つの工程「訴求軸発見」「クリエイティブ生成」「効果予測」「改善サジェスト」において、搭載されたAIを活用することにより、クライアントの広告効果の最大化を支援してきました。
また2025年3月にはAIエージェント技術を融合するアップデートを実施^※3し、AIとの対話による効果予測やクリエイティブ生成を行っています。

今後も電通デジタルは、「∞AI」をはじめとしたAIを活用したソリューションの機能強化を行い、企業のマーケティング活動の効果最大化に貢献してまいります。

以上