若林 康夫

電通デジタルの障害者採用の1期生として入社し、得意分野であるExcelを使った集計・分析スキルを活用した社員の休暇管理や勤怠管理、データ集計などの分野で活躍の場を広げています。強みを活かしてフラットに働ける組織風土の魅力や仕事のやりがいについて語ってもらいました。

電通デジタルには、転職エージェントを通じた説明会で話を聞き、前職でIT企業に勤めていた経歴から、手掛けているデジタル関連事業に繋がりを感じ、面談を経て入社しました。

発達障害という特性から、人前で話すなど対人コミュニケーションは不慣れなのですが、集中力や正確性が求められるExcelを使ったデータ分析や集計作業、プログラミング言語「VBA」を活用したマクロ作成による業務効率化などの得意分野をアピールし、今の業務にアサインされました。

特に担当の有給休暇取得促進業務は、未達成の場合、法令違反で罰則を受けることもある責任が重い任務であり、対象となる社員約2300人全員が期限までに取得するようスケジュール設定、施策案出、予測分析、時にはコミュニケーションツールで個別に社員対応も担っています。

今では担当業務以外でも、Excel集計に関する相談や業務の依頼が寄せられることも増え、責任を感じると共に、大きなやりがいを感じています。

私は電通デジタルで障害者採用がスタートした2017年に一期生として入ったのですが、最初からまったく分け隔てなくコミュニケーションを行う組織風土があり、意見を言い合い、しっかりと評価してくれる。一社員、一戦力として見てくれるフラットな風土には驚かされたほどでした。もちろん、個人の特性や業務への関心によっても、どういった組織風土が快適かは異なりますが、私は正社員なので評価制度が適用され、上長も結果をもとに正しく評価してくれる方なので、そこも私には合っていると思います。

最近では部の定例会で業務の課題解決につながるアイデアや施策について発信する機会も増えてきました。また、在宅勤務をメインに業務に集中することができ、朝早くから仕事を始め、業務終了後は資格の勉強や読書など自己啓発に当てられる勤務スタイルの自由度の高さも、対人関係が不慣れなハンディを感じることなく働きやすさにつながっています。

今後は、自分が得意とする集計や分析のスキルを周囲に情報共有できるよう業務手順書を作成するなど、担当以外でも所属グループや会社に貢献できるようチャレンジを重ねていきたいと考えています。多様性あふれる組織風土で、障害の有無に関係なく成長していきたいと考えている方、一緒に切磋琢磨できることを楽しみにしています。