リテールメディアという新ビジネスに,熱量の高い提案力で挑む

横山雄太 

ストラテジックプランナー ストラテジー部門プランニング2部(2022年8月中途入社)

インタビュー

※2024年10月時点の内容です

自分が理想とする働き方ができることが転職の決め手に

前職では新卒で入社した総合広告会社で営業部に所属した後、デジタル領域のプランニング業務に従事していました。今後のキャリアを考えた際、日々テクノロジーが進化していくデジタル領域に軸足を置いてプランニングのスキルをさらに深め、磨いていきたいと転職にチャレンジすることを決意しました。

数社面談を受けた中で電通デジタルに決めた理由は、自分が望む環境があると感じられたことです。元々、漠然と電通デジタルはデジタルマーケティングの最先端にいるというイメージがありました。よくよく調べてみると、私のように総合広告会社出身の方だけでなく、デジタル専業の広告会社や、コンサルティング会社、SIer、プラットフォーム、そしてクライアント企業側の立場も経験されてきた方など、多彩なメンバーと切磋琢磨しながらスキルを深めていく環境があることを知りました。加えて、プランニングを行うだけでなく、自らが先頭に立って案件全体のプロデュースも手掛けられるようなポジションの募集であるということを知り、とても魅力を感じました。さらに、電通グループの一員として多様な業種業界のクライアント企業の課題と向き合うチャンスがあるのではという期待もありました。

面談時に会社として掲げるミッションや求める人材像、自分ができることや、今後取り組んでいきたいことをフランクに話し合い、お互いに目線を合わせながら仕事を進めていく社風を感じることができたのも、最終的に電通デジタルを選ぶ決め手の一つとなりました。

入社後もポジティブなギャップを随所で感じています。最初に驚いたのは、プランナーにとって非常にありがたい職場環境です。プランニングのためのデータベースやツールなどが幅広く揃い、その都度、大規模な調査を実施することなく生活者の声を素早く集めて仮説検証を回すことができるため、提案までのスピードが大きく向上しました。

また、社内の他の部署を見渡してみると、AIを活用したマーケティング支援を手がける部署をはじめとして、業界の先進的な事例を創出しているさまざまな部署があります。案件の幅の広さだけでなく、解決できる課題の複雑さ、そして課題を解決に導くためのアプローチ手段の豊富さも想像以上でした。また、先ほども申し上げた通り、電通デジタルには様々なバックグラウンドをもった専門家たちが集まっているので、プロジェクトで各領域のメンバーが集まって打ち合わせをするだけでも、同じ課題に対して様々な角度から解決のためのアイディアが飛び交うので、日々刺激を受けています。年次を問わずに意見を出し合い高め合っていくような社風で、面接時に感じたポジティブな印象は業務を通じていい意味で裏切られています。


クライアント企業の状況を正しく捉え、チームで成果につなげていく

現在の主な業務内容は、ストラテジー部門でストラテジックプランナー(以下ストプラ)として、クライアント企業に対しての主にマーケティングコミュニケーション領域における課題解決を通じて、事業成長に向けた推進支援を行うこと。携わる範囲は幅広く、企画書を作成するだけでなく、問題抽出や課題定義、プランニングリード、プレゼン、調査設計、各種レポーティングまであらゆるシーンで伴走しています。

最近は、マーケティングコミュニケーション領域だけに限定することなく、売上拡大に向けたユーザー(生活者)のCX体験改善など多様なプロジェクトにも加わっていて、電通デジタルだけで完結することもあれば、他の国内電通グループ各社と協業しながらプランニングをリードしていくケースもあります。

印象に残っている具体的なプロジェクトの一つに、2022年入社早々に上長とともに手掛けた新規案件創出プロジェクトが挙げられます。元々は他の広告会社とメインでお取引をされていたのですが、当社が強みとする業界知見やマーケティング分野に関する実績を生かしつつ、やみくもに打ち手の提案から入るのではなく、クライアント企業と顧客データの共通理解からスタートしたり、データにも現れないような生活者の声を仮説ベースでディスカッションするなど、現状に至るまでの周辺理解からしっかりと取り組んでいきました。そういった積み重ねの結果、新たにマーケティングパートナーとして選定していただけたと考えています。同案件は社内アワードを受賞し、2024年にはメインプランナーとして同じクライアント企業が展開する別サービスの大型競合コンペに勝利し、支援領域の拡大に成功しています。

電通デジタルの強みのひとつに、顧客体験変革を促進するための支援領域の幅の広さが挙げられます。クライアント企業と相対するアカウントプランナーからクリエイティブまでチームメンバーと密に打合せを行いながら、仮説検証、提案まで確度高くプロジェクトを進めることにも注力しています。

広告や当社が展開する各種のオリジナルソリューションはあくまで手段。クライアント企業が抱える課題の解決やその先の事業成長のために今実行すべきことは何か、常にクライアント企業も含む社内外のプロジェクトメンバーと協議を繰り返すことを意識しています。


クライアント企業の先にいる生活者の視点を常に意識する

この仕事のおもしろさとして、分析業務を経て新たなインサイトを発掘したり、大型のプロジェクトをコンペで受注することができたり、自分のアイディアがカタチとなり実際に発信されているところを見たりといった自分自身の喜びももちろんあります。ただ、ストプラとしての存在意義に立ち返ると、そのやりがいはより長期的かつ広範囲にあると捉えています。

クライアント企業のパートナーとして選出され、施策の実行を経て売上や契約者数の増加、ひいてはクライアント企業の先にいる生活者の日常がよりよいものになっていく。そこにストプラという仕事の醍醐味があると考えます。そのため、商品の購買やサービスの契約は必ずしもゴールではなく、ブランドと生活者が中長期的な関係を構築していくための接点の一つとしてとらえるようにしています。そうすることで、ストプラの使命が、売り上げを立てるという点のような狭い視野の中に閉じずに、ブランドと生活者がつながり続けるためのきっかけを作るという線のような広い視野で捉えることができると考えています。

その観点では電通デジタルのストプラの特徴は、伝統的なストプラの業務範囲である「戦略を考える」だけに留まらず、実行に伴走し、成果にまで責任をもつことにあるといえるのではないでしょうか。

私自身がそうでしたが、コミュニケーション全体の設計をしたい人、実際のクリエイティブやメディアプランニングをはじめとするマーケティングのあらゆるシーンに伴走したいという人にとっては、大きなやりがいを感じられると思います。


想像力を働かせてイメージし、仮説検証をくり返す

やりがいがある分、当社のストプラの仕事に必要とされるスキルは、顧客体験設計やストラテジックプランニング、マクロ環境分析といったアナリスト領域、ビジネスコミュニケーションやメディアプランニングなど多岐にわたります。

そのベースとして、最も求められる素養は「想像力」ではないかと捉えています。なぜクライアント企業が現状の課題を抱えるに至ったのか。今の市場や生活者は何を望んでいるのか、この施策を実行することで不幸になってしまう人はいないだろうか。そういった疑問に思いを巡らせ、こういうことではないかと想像し、仮説を立て検証を重ねていく。相対する対象や事象の背景を自分なりにイメージし、どうコミュニケーションをとっていくかを設計していく姿勢を大事にしています。

加えて、心がけているのはアウトプットの方法です。企画書作成やプレゼンに際しての信条は「難しいことをわかりやすく、わかりやすいことは丁寧に」。コミュニケーションがうまくいかない要因の一つに、「話す言語が統一されていない」ことが挙げられます。クライアント企業に相対する際は目線を合わせることを意識し、クライアント企業やプロジェクトメンバー内で意識の相違があるようなケースでは、私が間に入って翻訳するなどチームの和も大事にしています。


打席に多く立たせてもらえることでスキルアップが実現

電通デジタルの社風として「これをやりたい」と手を挙げれば任せてもらえる土壌があり、上長から「これをやってみたら」と新たな領域のチャレンジの機会にアサインしてもらえることも多くあります。その観点では打席に多く立たせてもらうことで、先に挙げた想像力や課題解決のアプローチなどもスキルとして身についてきたことを実感しています。

プランナーという仕事に限っても、必要な材料、サポート体制、お互いを高め合うような環境が揃っていて、自分の意思や熱意次第で活躍の場を広げるチャンスが多くあります。現在、分析作業やブランド・事業戦略の策定という従来からのストプラの仕事に閉塞感を感じ、もっと仕事の幅を広げ、スキルを磨きたいと考えている人にとっても最適な環境なのではと自負しています。

私自身、発展するテクノロジーの力も存分に活用しながら、今後もブランドと生活者が出会い、繋がり続ける接点をもっと多く、密に作り続けていきたいと考えています。その接点として広告やECだけでなく、顧客体験、ブランド体験の創出という大きな軸でプランニングができるようなプランナーを目指しています。

プランニングのスキルを高めたい方、ストプラとして活躍の場を広げていきたい方、ぜひ電通デジタルで共に切磋琢磨していきましょう。

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