オフラインメディア営業で培った力は、デジタルで武器になる。4年でマネージャーに抜擢された「顧客伴走力」とは|矢澤友博

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インタビュー

2026年5月時点の内容です

デジタルの知識ゼロ。それでも東京のトップを目指して転職を決めた

前職は、新潟を拠点とするオフラインメディアの広告営業でした。入社した直後から地元企業の経営層や社長クラスと向き合い、飛び込み営業も含めて1日何十件と企業を回り、粘り強く顧客に向き合い続ける営業スタイルでした。媒体の広告枠の提案にとどまらず、クリエイティブのディレクション、キャンペーンの立案、プロジェクトのマネジメント、イベント運営まで、ひとえに広告営業と言っても仕事の幅は非常に広いものでした。

転職を考えたのは、入社から数年が経った頃です。メディア環境が大きく変化する中で、「このままの向き合いを続けるだけでは営業として成長が止まってしまうのではないか」という危機感を抱いていました。クライアントの悩みに向き合う中で「デジタル」というキーワードが年々頻出するようになり、連携していた広告代理店担当者と話していても、デジタルへの意識変革が大きく起きていることを肌で感じていました。

クライアントの課題を解決したい。一方で、既存の提案だけでは本質的な解決に限界がある。だからこそ、デジタルという新たなスキルを身につけたいと思いました。そう気づいたとき、転職という選択肢が自然に浮かんできました。新潟にいた自分がどこへ行くかを考えた結果、答えはシンプルでした。東京のデジタルマーケティングのトップ企業へ。その一心で、電通デジタルへの転職を決意しました。


未経験でも採用された理由は「素直さ」と「行動力」

当時、電通デジタルはデジタルマーケティング市場の拡大とともに急成長を遂げており、多くの人財を採用していた時期でした。デジタルの知見を持った優秀な人財が大勢応募していた中で、私はといえば、デジタルマーケティングの超未経験者。そもそも、前職ではKPIという考えを持ったことがなく、CPMやCPC(広告の表示回数やクリックに対する費用を示す指標)も知らなければPDCAも回したことがありません。面接では「馬力でどうにかします」と言い切るような状態でしたが、採用を担当した上司から入社後に言われたのは「一番元気だった」という言葉。わからないことを「今はわかりません、だけどやりたいです、やります!」と素直に言えたこと、未経験の領域に対しても挑戦する姿勢が評価されたのだと思います。

実際、入社早々参加したミーティングで飛び交う言葉は、まるで別言語のようでした。それでも風通しの良い社風と充実した研修制度が、その不安を着実に解消してくれました。日本で一番デジタルに詳しいプロフェッショナルがフロアのどこかに必ずいて、わからないことを恥ずかしがらずに聞ける雰囲気がある。それが本当に心強かったです。トレーナー制度や全社の知見共有会なども整備されていて、キャッチアップできる環境には恵まれていたと思います。プロとしてクライアントと向き合う緊張感を自分に課しながら、一つひとつ吸収していったことが、今の自分の土台になっています。

写真:矢澤友博

オフライン広告の営業経験は、デジタルの現場でも通用する

電通デジタルに入社して気づいたのは、前職でやってきたことの本質がデジタルの現場でもそのまま通用するということです。提供するプロダクトやソリューションはまったく違う。でも、クライアントに向き合うこと、パートナーと連携してプロジェクトをリードすること、やっていることの本質は変わりません。

特に強みとして実感しているのは、大きく3つあります。

1つ目は、マルチなメディア視点。電通グループではデジタルだけでなく、マスメディアとの掛け合わせを含めた一気通貫の提案を行うことも多いです。その中で、紙媒体や放送媒体などオフラインメディアに深く携わってきた経験は、メディアをマルチな視点で捉える力につながっています。

2つ目は、ブランド視点を持った営業力。オフライン広告は「待っていれば売れる」時代ではありません。どうすれば生活者に響くか、どう企画すれば世間にインパクトを残せるか、常に考え続けてきた経験は、クライアントのブランド課題と向き合う際の視点と、本質的に重なる部分があります。

3つ目は、デジタルを知らない人の気持ちがわかること。これは意外かもしれませんが、実は大きな武器になります。「営業だったけれど、マーケティング部門に異動してデジタルの担当になりました」というクライアントの担当者は少なくありません。そうした方々に、専門用語を使わずわかりやすく説明できる。デジタルを知らない状態で飛び込んだからこそ、その不安や戸惑いに寄り添いながら伴走できる。この「寄り添える力」こそが、信頼関係を築く上での大きな強みになっていると感じています。


成長を支えたのは「人を頼る力」

現在は製薬・菓子・不動産業界のクライアントを担当し、グループマネージャーとして案件のリードとチームの若手育成を担っています。今年で入社5年目になりますが、未経験スタートながらこのポジションに抜擢いただいたことは大変光栄に思っています。

成長できた理由を振り返ると、一番は「人を頼る力」だったと思います。一人でできる仕事なんて、実はほとんどありません。前職時代からパートナーを巻き込み、プロジェクトを束ねていく経験を積んでいたことが、電通デジタルでも自然に生きてきたのだと思います。わからないことを素直に聞き、できる人の力を借りて、一つひとつ乗り越えてきた積み重ねが、今につながっていると感じています。

また、この会社で働く魅力の一つは、仕事とプライベートのメリハリです。世界を代表するナショナルクライアントに伴走するプレッシャーを抱えながらも、チームでバーベキューに行ったり、運動会を開いたり。そのオンとオフのコントラストの鮮やかさは、日本トップクラスだと感じています。そういう土壌があったからこそ、プレッシャーにも折れずにやってこられたのだと思います。

写真:矢澤友博

オフラインメディア営業で、次のキャリアに悩んでいる人へ

デジタルスキルがないから、転職なんて無理だろう――そう思っている方に、はっきり伝えたいことがあります。デジタルの知識は、入ってから必ずキャッチアップできます。もちろん自分なりに努力はしましたが、それ以上にプロフェッショナルで頼れる仲間がいますし、会社が提供する研修制度に大いに助けられたと思っています。知る意欲さえあればなんとかなる。私がその先例です。

それよりも大切なのは、前職の現場で自然と培われてきた力を存分に生かすこと。経営層と対等に向き合ってきた度胸、粘り強く行動し続ける実行力、クライアントの悩みを引き出すヒアリング力、パートナーを巻き込んでプロジェクトをまとめるマネジメント感覚――これらは、デジタルマーケティングの現場でも確かに通用します。むしろ、デジタル一辺倒の環境では得にくい、貴重な視点として機能します。

大事なのは、「変化を楽しむ気持ち」と「インプットし続けるマインドセット」、そして「クライアントに誠実に向き合う姿勢」の3つだと思っています。この3つさえあれば、デジタルの知識不足は後からいくらでもカバーできる。何をするかより、誰とやるか、なぜやるか。その問いを大切にしてきた方なら、電通デジタルという環境はこれまでの経験を何倍にもスケールさせてくれる場所になるはずです。

ぜひ、一緒に切磋琢磨しながら、デジタルマーケティングの新たな可能性を切り開いていきましょう。

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