人と現場を知る

AIと会場をつなぐ
体験設計。
想像を形にする仕事

職域 AI/データサイエンス
佐藤 勇気 YUKI SATO
AI体験イベントのプランニングと
プロジェクト推進

先輩に聞く、
あのプロジェクト

日清製粉さんが主催するイベントで、AIを活用した新しい体験演出を実現しました。日清製粉さんの工場への先端技術導入を、AIを通じて伝えることを目的に、メタバースやAIアバターによる案内など複数の方向性を検討。最終的に、ステージ上でAIキャラクターがリアルタイムに対話するライブ演出と、懇親会向けのAI体験コンテンツという2本立ての構成にたどり着きました。開催日が決まっているイベントだからこそ、限られた時間で最大の効果を出す方法を逆算しながら、映像制作・現場運営・工場での撮影協力など多くの関係者と連携して進行。リハーサルを重ね、当日は社長とAIのリアルタイムの掛け合いによる演出を成功させました。

プロジェクト詳細記事

日清製粉の新工場を体験する対話式工場見学ツアーと非人型の対話AIの舞台裏 (別ウィンドウで開きます)

これまでの業務経歴と、今回のプロジェクトでの役割を教えてください。

中途入社で、前職ではイベントや展示会などのプロモーションをデザインする会社でディレクター兼プランナーとして働いていました。電通デジタルに入ってからは、新規サービスの開発やAIキャラクターの設計、ファンとの関係づくりを支援するプロジェクトなど、プランニングを軸にさまざまな案件に携わってきました。

今回のプロジェクトでもプランナーとして参加しています。開催日が決まっている中で最大の効果を出せるプランを組み立てることが一番のポイントでした。最終形にたどり着くまでに複数の方向性を検討し、スケジュールと照らし合わせながらベストな形を模索する工程では、前職で培ったイベント制作の経験が大いに生かせました。日清製粉さんの担当者の方はもちろん、現場を仕切ってくださる協力会社の方々とも密にやり取りし、撮影にも同行しながら一緒に作り上げたイベントです。

プロジェクトを成功に導く中で、3つのバリューをどう体現しましたか?​

最も大きかったのは「つながる。」です。このプロジェクトは日清製粉さんとの厚い信頼関係がベースにあり、さらにイベント会社、映像制作チーム、現場運営、撮影協力いただいた工場の方々など多くのプロフェッショナルとの連携で成り立っていました。最後の最後までギリギリのスケジュールの中で制作とリハーサルを重ね、一つの体験を完成させられたのは、この"つながり"があったからこそです。

ふかめる。」の面では、ステージ上でAIがリアルタイムに受け答えするライブ演出に挑戦しました。録画映像を流す選択肢もある中であえてライブにこだわり、徹底的なバックアップ体制を敷いたうえで本番に臨みました。AIがしっかり応答してくれた瞬間は本当にほっとしましたね。

つっぱしる。」の面では、当初はAIシステムを開発してイベントチームに渡す想定だったのですが、プロジェクトが進むにつれ自分がイベント経験者として前に出る必要が出てきました。周囲に背中を押していただきながら、想定以上の役割を引き受けて走り切れたことは自分の自信にもなっています。

この仕事の面白さと、就職活動中の学生さんへのメッセージをお願いします。

私が一番ワクワクするのは「体験を想像し、描き、かたちにすること」です。実は「これを作りたい!」という強い衝動が自分の中にあるタイプではありません。だからこそ、クライアントからのご相談に対して「届け先の人がどんな状態になっていたらうれしいか」を想像し、それを体験として形にして提案する過程がとても面白いと感じます。

もちろん最近はAIを活用するシーンが増えていますが、私の考え方は「AIで何かしたい」ではなく「こんな体験を届けたい、その手段としてAIがある」という順番です。自分の中に実現したい体験が明確にある人は、AIを使ってどんどん形にできる時代だと思います。一方、自分の中にはまだないという人は、誰かの願いを叶える形で仕事に向き合うと、驚くほどいろいろなことが楽しくなります。プランナーはまさにそれができる仕事だと思っているので、興味があればぜひ飛び込んでみてください。

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