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2025.09.16
株式会社電通デジタル(本社:東京都港区 代表取締役社長執行役員:瀧本 恒 以下、電通デジタル)は、AIを活用した次世代マーケティング活動支援ソリューションブランド「∞AI®(ムゲンエーアイ)」※1において、LPO(ランディングページ最適化)ツールベンダーのDLPO株式会社(本社:東京都渋谷区 代表取締役:作左部 勇次郎 以下、DLPO)と共同開発した「∞AI LP(ムゲンエーアイ エルピー)」※2に、LP(ランディングページ)の改善案と、コードおよび画像の生成機能を追加する大幅アップデートを行いました。
技術の進歩に伴うデジタル広告配信の自動最適化が進む中、LPはユーザーが最初に訪れるページとして、最終的なCV(コンバージョン)に直接影響を与えるため、広告成果向上において非常に重要な要素です。
しかし、LPの制作工程は専門性を必要とし、時間とコストがかかることが大きな障壁となり、多くの企業がLPの最適化に十分なリソースを割けない状況にありました。
このような企業の課題に対応するため、電通デジタルとDLPOは、LPの分析から改善案の作成、効果予測、アイデアの示唆出しまでをAIにより自動で行うソリューション「∞AI LP」を2025年3月に開発しました。これまでに金融業界、不動産業界、通信業界、保険業界などに導入し、CVRを108%〜163%改善した実績があります。
このたびのアップデートにより、これまで数日を要していた自社と競合のLPの比較分析から複数の改善案作成にかかる工程をわずか10分にまで短縮しました。さらに、その後の制作・納品までのリードタイムも約40%削減し、成果の出やすい高品質なLPを短期間かつ安価で量産することが可能になりました。
本アップデートの主な特長
- GPT-5搭載による生成アウトプットの向上
本アップデートに際し、OpenAI社の最新AIモデル「GPT-5」を搭載しました。これにより、より高度で精度の高い分析を行い、それを基に効果が最大化される改善案の生成を実現します。
- 改善案とコードの自動生成機能の実装
改善案AIによる自社と競合のLP比較分析の結果を基に、自社の改善点と競合他社の強みを踏まえた改善戦略を自動で設計。FV(ファーストビュー)、商品・サービス説明、FAQなどの主要コンテンツを含む最適なLP改善案を複数パターン同時生成します。テキストによる具体的な改善案の提示に加え、デザイン・コードの生成も行うことでイメージの共有が可能となり、LP制作工程の短縮を実現します。
- 画像の自動生成機能の実装
AIによりLP内に使用する画像を自動生成します。生成された画像は、必ず当社の担当者が仕上げを行い、肖像権や著作権リスクの回避やクオリティの担保を行います。
※:画像内の情報・数値などはイメージです。
AIが生成する改善案を基に、電通デジタルの豊富なLP制作経験を持つ担当者が最終的な調整・ブラッシュアップを施し、AIのスピードと網羅性、そして人のクリエイティビティと経験知を組み合わせることで、制作ナレッジやリソース不足といった課題を解決し、コストを抑えつつ、CVR向上に直結するLPの制作を実現します。
電通デジタルは、「∞AI LP」の継続的なアップデート・機能追加を予定しています。今後も企業のLP改善やPDCAサイクルの高速化を行うことで、デジタルマーケティング活動の高度化に貢献してまいります。
国内電通グループは、“人間の知(=Intelligence)”と“AIの知”の掛け合わせによって、顧客や社会の成長に貢献していく独自のAI戦略「AI For Growth」を推進しています。
AI For Growthについては、以下ウェブページをご確認ください。
AI For Growth
以上