2019年02月28日
アドバンストクリエーティブ
事業・サービス
-主要SNSへのデジタル広告の自動配信制御も可能-
株式会社電通デジタル(本社:東京都港区、代表取締役社長:鈴木 禎久、以下電通デジタル)は、気象情報とTwitterのツイート情報を常時観測し、タイムリーな社会的ムーブメントを捉えてデジタル広告へ反映することができるシステム「Multi Impact Switcher™ (マルチインパクトスイッチャー)※1」を開発し、本日より提供を開始します。
これまでのデジタル広告出稿の手法では、ユーザーのデモグラフィック・興味関心などプラットフォーム内のビックデータに基づく配信最適化は可能でしたが、プラットフォーム外の情報については、人力で長期的な予測や仮説を立てることに限界がありました。そのため、毎日毎時の天気や社会的なムーブメントなどの複雑な絡み合い、すなわち「今」を反映したうえで配信制御するのが非常に困難でした。
「Multi Impact Switcher™」は、気象情報※2に加えてTwitter情報を掛け合わせることができるため、Twitter上で話題化されている情報をターゲットエリアに対し、タイムリーにTwitterおよびFacebook、Instagramなど主要SNSへ広告配信することができます。これにより、より状況にマッチした広告クリエーティブを出し分けることができ、広告効果のさらなる向上が期待できます。
具体的には、設定した気温を下回ったエリアへの広告出稿(気温×エリアターゲティング)や、商品に関連したキーワードがTwitter上で一定数以上に達したタイミングでの広告出稿(急上昇キーワードターゲティング)等、「今」を反映した広告配信が柔軟に設計でき、突然の需要増大に対しては、予算の範囲内で自動制御が可能です。また、複数の社会的影響要因を常に観測し、事前に定義した条件および配信結果に変化を随時反映し、予測モデルを新たに設定・検証することで、新たなターゲット需要発掘にもつなげます。
本システムの全体設計・開発は、電通デジタルのクリエーティブ専門チーム・アドバンストクリエーティブセンター※3が担当しており、今後は電通独自の「STADIA(スタジア)※4」、さらにはAI広告コピー生成システム「Direct AICO※5(ダイレクト・アイコ)」、AI自動バナー広告生成ツール「ADVANCED CREATIVE MAKER※6(アドバンストクリエーティブメーカー)」と連携し、外部データや制御データの拡充とクリエーティブの自動生成までを実施していきます。
<「Multi Impact Switcher™」の配信制御概念図>
<「Multi Impact Switcher™」ロゴマーク>
以上