2024.01.23

大切な人に職場を知ってもらい、社員と会社のつながりを深める機会に――。「DD Precious Day」開催

2023年11月23日の「勤労感謝の日」に、電通デジタル創業以来初となる家族参加型のオフラインイベント「DD Precious Day」が開催されました。コーポレート部門が主導し、外部のイベント会社などを利用せず、すべて内製で手がけた今回のイベント。どのような思いで企画されたものだったのでしょうか。プロジェクト責任者の飯野将志に話を聞きました。

社員の「大切な人」に職場を知ってもらうイベント

コロナ禍でリモートワークが定着し、社員同士の偶発的なコミュニケーションが生まれづらい状況のなか、飯野が所属するコーポレート部門の各部では、今回のようなオフラインイベントの企画への思いが膨らんでいました。

「コロナの位置づけが5類になったこともあり、各部の思いが重なって生まれた企画でした。私は、社員のエンゲージメントを高めるために必要なこととして、『働きがい』『働きやすさ』『誇らしさ』の3つが大事だとチームによく伝えています。今回のイベントでは、『この会社の社員であることが誇らしい』や『この会社が好き』といった気持ちを高めてもらいたいと考えました」と飯野はその背景を語ります。

この考えをベースに名付けたイベント名は「DD Precious Day」。飯野は、「単なるファミリー向けのイベントにしたくなかった」といいます。

「もちろん、社員の家族やお子さまに来ていただくことは大きな要素としてあるのですが、もっと広い意味で『大切な人』と一緒に来てほしいという思いを込めました。それはご両親かもしれませんし、祖父母かもしれません。またはご兄弟や恋人など、『あなたにとって大切な人』に社員自身が働く職場を知ってもらう良い機会になればと考えたのです」

準備期間は約4か月。コーポレート部門に所属する「ブランディング&コミュニケーション部」「サスティナビリティ推進部」、「総務部」、(すべてのファミリーの未来に寄り添い)すべての方が働きやすい環境を推進する「DDファミラボ」の4つのチームが連携し、企画提案、クリエイティブ制作、準備、運営を担当しました。このメンバー以外にもサポートスタッフとしてコーポレート部門以外からも社員が集まり、約60名がプロジェクトに参加しました。


来場者に楽しんでもらえる多彩なコンテンツを提供

当日は、電通デジタル汐留オフィスの6階から8階の3フロアを使い、さまざまなコンテンツが提供されました。電通デジタルに所属するパラアスリートとの交流会や、手話ダンスワークショップなどのDEI(ダイバーシティ、エクイティ、インクルージョン)を意識したもの、AIでイラストを書いたり、社長の瀧本恒のバーチャルヒューマンとトークが楽しめたりといった、電通デジタルならではの最先端テクノロジーを体感できるコーナーも。

また、ソーシャルプロジェクトの取り組みの一つである「絶滅危惧オリガミ」体験や、社員と同じデザインで自分の名刺を作ることができるといった工作企画のブース。チアチーム「電通キャタピレッツ」とプロダンスリーグ「D.LEAGUE」に参画中の「SEPTENI RAPTURES(セプテーニ ラプチャーズ)」のパフォーマンスやダンスを一緒に踊れるプログラムなどは、子どもたちに大人気でした。

「DDファミラボ」はYouTubeで人気の助産師シオリーヌさんの子育て講演会を企画。また、少し大人向けのコンテンツとしてAIの過去・現在・未来を解説するセミナーも開催されました。さらには、来場者全員が楽しめるスタンプラリーやお楽しみ抽選会などもあり、盛りだくさんの内容を詰め込んだイベントとなりました。

「さまざまな事業を展開しているのが電通デジタルの特徴ですが、その中でも世の中から注目されており、電通デジタルでも強化している『AI』を全面に出すことは意識しました。また、サブテーマとして『電通デジタルミュージアム』という言葉を掲げていたので、結果として多彩なコンテンツになりましたね」

来場者の総数は593人。やはり、小さな子どもを連れた家族が多かったものの、父や母が働いている会社を見てみたいという中高生の参加者も見られました。「みんなが楽しそうに時間を過ごしてくれて、本当にやってよかったと思いましたね。また、普段仕事で接する社員同士も、家族で過ごす姿を見て、新たな一面を発見できたのではないでしょうか。オフラインで接することは、お互いの信頼関係を深めるきっかけになると感じています」と飯野は語ります。

小さな子どもが来場することも想定し、会場の安全面にはかなり配慮しました。オフィスは大人向けに設計されているため、子どもの目線の高さに危険なものがなく、走り回っても安全かどうかを厳しくチェックしたといいます。また、授乳室やオムツ替えの部屋、ベビーカー置き場を設置するなど、育児中のメンバーの意見も取り入れて会場を設計しました。そのおかげもあり、当日は事故もなく無事に終えることができました。


社員からも経営層からも高い評価を得る

イベント参加者に答えてもらったアンケートでは、「来年以降もDD Precious Dayの実施を希望されますか?」に「はい」と答えられた人が100%という結果に。また、「満足度」も96.4%と目標以上の結果となりました。さらには、経営層からも高い評価をもらったといいます。

「経営層もご家族連れでいらしていましたが、誰よりも先に我々に感謝の言葉を伝えてくださりました。社員のエンゲージメント強化やモチベーションアップに寄与できたイベントだと感じてくれたのでしょう。私自身もその観点で、成果を残せたと思っています」

大盛況のうちに終わった「DD Precious Day」。このイベントは来年も引き続き開催されるのでしょうか。

「まだ来年の企画は何も始まっていませんが、またぜひやりたいです。電通デジタルは、関西にも拠点があるので、関西でもこの体験を提供したいと思っています。 今後も、こうした社員と会社のつながりを深める企画を考えていきたいですね」と飯野は展望を語りました。

飯野将志(電通デジタル コーポレート部門 総務部長/サステナビリティ推進部長)

この記事に関するご質問・ご相談はこちらから

EVENT & SEMINAR

イベント&セミナー

ご案内

FOR MORE INFO

資料ダウンロード

電通デジタルが提供するホワイトペーパーや調査資料をダウンロードいただけます

メールマガジン登録

電通デジタルのセミナー開催情報、最新ソリューション情報をお届けします

お問い合わせ

電通デジタルへの各種お問い合わせはこちらからどうぞ