2023.07.13

内定者の本音に寄り添う「ウェルカムプロジェクト」とは?

狙いや実施内容を担当者にインタビュー

入社前の不安を払拭し、安心して電通デジタルへ入社してほしい――そんな想いから電通デジタルでは、先輩社員たちが内定者に向けて社内の情報を発信する「ウェルカムプロジェクト」を実施しています。

ウェルカムプロジェクト発足の背景や目的、内容、成果などについて、人事担当、プロジェクトメンバーから2人、内定者(現23新卒社員)の2人に話を聞きました。

内定者への手厚いフォローを目的として、2021年に開始

──ウェルカムプロジェクトを立ち上げた目的を教えてください。

間宮:内定者のみなさんにとって、10月の内定式から入社までの約半年間は、最後の学生生活を楽しむ時間であり、同時に4月からの新生活に期待と不安を膨らませている時期なのではないかと思います。入社までに内定者のみなさんに対して積極的にコミュニケーションを取ることで、入社への安心感を醸成できたら、というのが一番の想いです。
また、電通デジタルではメディア&コミュニケーション、クリエイティブ、トランスフォーメーションといった幅広い領域があります。入社後に領域を超えた横のつながりや、領域横断のビジネス創出を積極的に行ってもらいたいという思いもあり、早期に会社理解を深めてもらうことも目的としています。 

コーポレート部門 人事企画部 育成グループ 間宮千恵

──ウェルカムプロジェクトでは、誰がどのような内容を内定者へ発信しているのでしょうか?

間宮:電通デジタルでは、内定者と人事とのコミュニケーションチャンネルを開設しており、入社まで様々な情報共有をしています。その中で、入社1年目の新卒社員が「リレーコラム」という形で電通デジタルの情報を発信します。今年は15人の立候補があり、チームに分かれてコラムの内容を企画・記事執筆からデザインレイアウトまで手がけました。
先輩社員は普段どんな仕事をしていて、どのような1日を過ごしているのかなど、「気になるけれど人事には聞けない」ようなちょっとした不安や疑問を先輩社員の視点でわかりやすく発信しています。 


担当者に聞く、コラム作成の苦労と極意

──ウェルカムプロジェクトのリレーコラムを担当した22年新卒入社のお二人にお聞きします。まずは、本プロジェクトに手を挙げたきっかけを教えてください。

堀場:内定者時代、21年新卒入社の先輩方がリレーコラムを投稿してくださったのを楽しく読ませていただいていました。私も後輩に何か役に立つような情報を提供できたらと思い、立候補しました。

羽田:内定者時代に得られる情報はとても限られています。人事の方の情報だけでなく、年齢が近い先輩方の目線で発信される情報がとても心強かったので、私も同じようにしたいと思いました。

ブランドエクスペリエンスクリエイティブ部門 エクスペリエンスデザイン第2事業部 第1グループ 堀場美佑、グローバルビジネス部門 ビジネスプロデュース第2事業部 第1グループ 羽田耶歩

──リレーコラムを制作するうえで心掛けたこと、苦労したことはありますか?

羽田:私は普段、プロジェクト全体の進行を管理する仕事をしているので、業務で学んだことを今回のプロジェクトで生かしたいと考えていました。実際に、各メンバーの稼働状況を確認しながらタスクを振り分けたり、遅延しているタスクをリマインドしたりと、試行錯誤しながらも自分の役割を果たせたかなと思っています。限られた時間内でいかにクオリティを担保してプロジェクトを達成できるかという点は、常に意識して進めていました。

堀場:普段はプランナーとして資料を作ることが多いので、業務内で得た知見を活かしたく、デザイン面では積極的に意見を出しました。 どう見せるのか効果的か、写真の配置や文字フォントなど、試行錯誤していましたね。羽田さんやメンバー全員でフォローしあいながら、納得のいくものを作り上げることができたと思います。

 


入社前に不安が払しょくされ、ポジティブな気持ちになれた

──内定者(現23新卒社員)の2人、佐々木智哉さんと林龍慧さんにお聞きします。まずはお二人が電通デジタルを選んだ理由を教えてください。

佐々木:もともとデジタルマーケティングに興味があり、そういった業界の会社を志望していました。その中でも電通デジタルは面接時に自然体で話すことができて、波長が合うなと思ったのが決め手で入社しました。

林:私は大学時代に学園祭実行委員会に所属していて、YouTube運用などを行う中でデジタルマーケティングに興味をもちました。電通グループは色々な案件に携われること、その中でも電通デジタルは幅広い領域を抱えている点は、他社にはない特長だと思います。ここだったら様々な経験ができるのではないかという期待と、まだ若い会社でベンチャー気質なところがあると先輩方から話を伺い、魅力を感じました。

──ウェルカムプロジェクトの「リレーコラム」についてお聞きします。入社前に見たコラムで参考になったものはありますか?

林:今でも参考にしているのが、出社時の服装について書かれたコラムです。オフィスカジュアルといっても、会社によって定義が異なると思うんです。電通デジタルにおけるオフィスカジュアルを知ることができて、非常に参考になりました。服選びの基準や、ここまで大丈夫なんだというボーダーが入社前に分かったのはありがたかったです。

佐々木:僕は住まい情報のコラムですね。宮城県在住で春から上京する予定だったので、どのエリアに住めばいいのか、家賃の相場はどれくらいか等、何もわからない状態でした。そんな時に、1人暮らしをされている新卒1年目の先輩のコラムを読んで、エリアや平均的な家賃の割合等が並んでいて、まさに求めている情報だと(笑)。結局、このコラムの情報をきっかけに満足のいく物件に出合うことができました。

──「リレーコラム」を読んで、入社前に気持ちの変化や高まり、ポジティブな変化はありましたか?  

佐々木:もちろんありました!僕はメディア&コミュニケーションコースの採用だったんですが、先輩たちが具体的にどのような1日を過ごしているかが漠然としていて、正直そこが不安でした。リレーコラムで領域別紹介の情報が上がった際、メディア&コミュニケーション領域の先輩数名が登場していて、その方々の働き方や業務内容が紹介されていて、業務に対する理解が一気に深まりました。業務内容が鮮明になったことで不安が払しょくされて、「楽しそう」という気持ちが芽生えたのを覚えています。

林:私はオープンポジションでの採用だったので、入社後に何をするのかが分かっていませんでした。そんな時に、リレーコラムのQ&Aで、新卒社員のサポート体制についての情報が発信されました。自分がどの領域に配属されてもしっかりサポートしてくれるということがわかり仕事や社会人に対する不安が和らぎました。

──実際に入社して、電通デジタルはどんな会社でしょうか?

佐々木:まだ同期同士の関わりがほとんどなのですが、同期の皆はそれぞれ尖っているものを持っていて、日々刺激を受けています。あとはオフィスがカフェのようでびっくりしました。出社する度にテンションが上がります。

林:いい意味で裏切られました。もっとびしっと型にはめられた働き方を想像していたのですが、皆さん自由度高く働いていることに驚きました。あとは、先輩方に色々と質問をすることがあるのですが、誰もが面倒見良く丁寧に教えてくださるんです。「人の心を動かす」というパーパスを掲げている会社らしく、人に対する優しさや理解をもった方が多い会社だと感じています。


電通デジタルのカルチャーとして継続していきたい

──次のリレーコラムの担い手である新卒社員に向けて、一言メッセージをお願いします。

羽田:私達はいわゆるコロナ禍入社で、入社式も研修も普段の業務もすべてオンラインでした。今はだいぶ状況が変わったこともあり、私達が内定者時代に求めていた情報と今の新卒社員が求めている情報は、一致するものとしないものがあると思っています。最初に何を求められているのかしっかりヒアリングした上で、発信する情報を精査していくのがよいのではないでしょうか。

堀場:今回、私達は内定者に事前アンケートをとってコラムの内容に生かしました。今年入社の新卒社員は対面でのコミュニケーションの機会が多くなると思うので、リアルな場での先輩や上司との関係の築き方などもコラムに入れてみたらおもしろいかもしれないですね。

──ウェルカムプロジェクトの運営担当者として、今後の抱負をお聞かせください。

間宮:どのコラムも我々が想定していた以上にクオリティの高いものになりました。コラムを読んだ内定者からは「入社への期待が高まった」「内定期間の不安が軽減された」「入社後の具体的なイメージが沸いた」などの声が多く届いています。内定者の気持ちに寄り添い、最適な情報を届ける――これは新卒1年目の社員だからこそできることだと思います。電通デジタルのカルチャーとして今後も続けていければと考えています。

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