2025年1月7日から10日までハワイ州で開催された、情報技術などを含むシステム科学の国際学会「The 58th Hawaii International Conference on System Sciences (以下、HICSS)」に、当社データ&AI部門 AIイノベーション事業部の市川 慧が参加し、自身の研究内容の発表を行いました。
2025.01.29
HICSSは、半世紀以上の歴史をもち、広く情報技術に関わる分野の研究者が集まる学会です。
開催初日には、博士課程の学生に向けて研究のフィードバックを行うDoctoral Consortiumが開催され、シニア研究者と若手研究者の交流があり、2日目から最終日までは本会議として、Information in healthcare、Digital and social mediaなど約10分野に分けられた研究カテゴリの発表が行われました。
今回、市川は「Symposium on Computational Social Science」カテゴリで自身の研究内容に関する講演を行いました。
具体的な研究内容は、SNSなどで共有されるAIで作成された画像(ディープフェイク)を含む悪意あるニュースの拡散抑止方法に関するものです。画像に含まれるネガティブな感情表現を、画像生成AIを用いて別の感情表現に変えるなどの操作を行うことで、ニュースの共有意欲を抑制できることをオンラインの被験者実験で明らかにしました。※
※:2024年開催の第3回計算社会科学会で発表した、「市川 慧, 陳 佳玉, 笹原 和俊:生成 AI によるコンテンツの共有に関するサーベイ実験」の内容を元に発表しました。なお本研究は国立情報学研究所の研究助成(公募型研究)およびJST CREST(JPMJCR20D3) の支援を受けました。
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