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パラスポーツを支援する側からトップ選手へ

「現実」を知る立場だからこそ伝えたいこと

2024.02.29

「全ての障がい者にとって、パラスポーツは開かれた存在ではありません。」パラテコンドー選手 田中光哉は、パラスポーツを支援する側から選手へと転身した異色の経歴ならではの視点で、パラスポーツと向き合っています。

田中選手は24歳でパラテコンドーに取り組み始め、国際大会での優勝を含め好成績を残しています。そんな華々しいキャリアは「パラスポーツを支援する側」から始まりました。大学卒業後、パラスポーツを広める公的な団体に就職した田中選手は、パラスポーツの指導員、パラスポーツイベントの企画運営などを経験。その中で多くのアスリートと出会い、その動きを見ているうちに「自分にもパラスポーツができるかもしれない」と思い、競技者になる選択をしました。そして、さらなるレベルアップを求めて競技活動に専念できる電通デジタルにジョイン。2023年には計8カ国15大会を転戦し好成績を残すなど、世界のトップアスリートへと駆け上がりました。

アスリートとして成績を残す一方で、田中選手はパラスポーツの課題にも向き合っています。障がいの種類によってはスポーツができなかったり、スポーツができる環境があっても物理的にその場所まで辿り着けない人がいたりと、パラスポーツは全ての障がい者に開かれた存在ではないという「現実」を見てきました。パラスポーツの「現実」を理解しているからこそ、リハビリ的な要素やスポーツを通した社会参加、多様性が受け入れられるためのツールとしての活用など、競技をする/しないに関わらずパラスポーツが持つ多様な魅力を伝えられる選手を目指したいと語ります。

「自分にとって“努力したら出来るやりたいこと”とは何なのかを突き詰めていく。私はそれがスポーツという分野でした。」障がいのある人がスポーツに限らず広い分野において挑戦できる舞台が多くあるべきだと田中選手は言います。障がいを持つ人を含め多様な人々が挑戦できる社会の実現に向けて、選手活動はもちろん、パラスポーツやテコンドーの普及活動、講演活動など自分の選んだ分野を通して、精力的に取り組んでいます。

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