電通デジタルは、DXを通して企業の変革を支援する当社の事業領域「トランスフォーメーション領域」におけるメディア向け事業説明会を7月26日に実施しました。当日は、代表取締役社長執行役員の瀧本恒と執行役員の安田裕美子が登壇。同領域における取り組みや強み、今後の事業展望について紹介しました。
まず瀧本から、DX市場とその中での当社のあり方についてお話しました。日本のDXのステージは、「IT導入／業務効率化」から「事業変革／新価値創造期」へ、さらにそれを「世の中ごと化」するフェーズへと変化しています。電通デジタルでは、このような流れを受け、自社をこれまでの「デジタルマーケティング会社」から、新たに「クライアント企業と社会・経済の『変革と成長』にコミットする総合デジタルファーム」と定義。当社の4つの事業領域が融合し、より統合的なサポートを行っていきます。
安田からは、トランスフォーメーション領域について紹介しました。DXのステージの変化とともに各社でDX基盤が整った現在では、次なるステップとして「既存事業の深化・高度化」と「新規事業の創造・開発」を同時に実施する“両利き経営“が必要となっています。当社はこの両軸に対して、既存事業ではマーケティングやデータ/IT変革をどう変わるべきか、新規事業では社会変化やデジタルに対応した新たな事業展開ができるかをテーマに、当社が強みとするクリエイティビティを基点にクライアント企業と二人三脚で新たな価値を具現化していく“創造的伴走”によって支援しています。
最後に今後の注力トピックとして、持続可能な社会に向けた取り組みとビジネスを結びつける「Green×Tech」と生成型AIブームで話題の「AI」を挙げました。特に「AI」では社内横断組織が設立され、AI対応型のサービスやプロダクト提供も予定しています。さらに同領域では今後ますます複雑化する企業の課題に対し、企業連携による解決のため、これまでの「各社に対する支援業」から「各社と共に行う創造業」、さらには「各社をつなぐ創造業」への事業拡大を目指しています。