※2021年8月時点の内容です

ソフトウェアエンジニア

松田直樹

事業戦略室 開発部(2018年入社)

メーカーの開発職から大学院、そして電通デジタルへ

電通デジタルには様々なバックグラウンドを持った人たちがいますが、私もその中の一人と言えるかもしれません。 新卒でメーカーに就職し、製品開発や要素技術の開発を担っていました。製品の売上に関わることを考えたり、実際に製品を上市していく中で、マーケティングに興味を持つようになりました。

一方で、大学で専攻していたシステム生物学の研究にもまだ情熱を持っていました。ヒトなどの生体内で起こる情報伝達・処理のメカニズムが、様々な生命現象をどのように制御するのか、といったことを学んでおり、その分野をもう少し研究したいという気持ちがあったのです。

また、メーカーで製品を開発していく中で、データ分析の技術を高めたいという気持ちもありました。生物研究はデータを取って分析する作業が多いため、そういった技術を身に付けることができたらと思い、大学院に戻りました。

3年間の博士課程を経て次に選んだのは、研究者の道ではなくマーケティングの道でした。メーカー時代からマーケティングに興味を持っていたことに加え、大学院時代のシステム生物学の研究で用いていた手法がマーケティングでも活かせると考え、今までの研究を社会に還元するべく企業への就職を選択しました。
就職先を選ぶにあたり、データドリブンな施策が求められるデジタルマーケティング企業であり、かつオフラインも含めた幅広いマーケティング施策を提供している電通グループであれば、より広い領域でテクノロジーの活用ができるのではないかと思い、電通デジタルに転職を決めました。


エンジニア未経験でも、学びと実践で経験値を積む

現在は開発部の基盤チームに所属し、全社の基盤となるバックエンドAPIの開発と、そのAPIで必要なデータを用意するためのETLの構築を行っています。
具体的には社内の事業ドメインデータや広告主のデータ、デジタル広告の各プラットフォームのアカウント、キャンペーン情報、社内ツールで共通して使うマスターデータAPIなどを開発して、全社的に使用できる状態にします。社内の基盤となるものなので、特定のツールに特化したAPIではなく、色々なツールに使えるように汎用性を保たせる必要があることは常に意識しながら、どういったデータやAPIが必要なのかを調整して開発を進めています。

また、開発後もユーザーから忌憚ない意見やフィードバックをもらい、それを元に改良を重ねていきます。社内で使用されるツールなので、自分が開発したものが身近な人達に使ってもらっているという実感を得られることがモチベーションになりますね。

私自身、大学院の研究でプログラムは書いていましたが、開発経験はなかったため、入社後は初めての経験だらけでした。この業界は必要なスキルや知識が目まぐるしく変化していくため、プロジェクトで求められるスキルや知識を常にアップデートすることが重要です。部内での勉強会は頻繁に行われていますし、社外でも電通デジタル、VOYAGE GROUP、FLINTERS(旧セプテーニ・オリジナル)の3社で業務上の課題や解決策などを共有する勉強会を実施しています。また、社内のETL基盤として採用しているAirflowというワークフローエンジンツールを私がチーム内でいち早く学んで実装した際には、部内での発表や電通デジタルが発信する「Tech Blog」への投稿などのアウトプットを行いました。学びの場とそれを共有・発表し合う場が頻繁にある環境は非常に良いと感じています。


自分の仕事が社会に貢献できている喜び

入社して1年半が経ちますが、現在かなり仕事を楽しめています。自分が学んだことが会社や社会に貢献できていることに非常にやりがいを感じています。今後も目の前の仕事に楽しく取り組みつつ、まずは「この領域であれば松田」と言ってもらえるような確固たる地位を築きたいと思っています。
もちろんまだまだできないことも多いので、できる領域を広げながら専門性を高めていきたいです。そして、マーケティング領域に大きなインパクトを与えられるようなプロダクトを生み出していけたらと考えています。

電通デジタルは設立5年目(取材時点)とまだまだ若い会社です。決まっていないことが多い分、新しい取り組みに携われる機会が多いのは、この会社の魅力の一つだと思います。私自身もプロジェクトのキックオフから関われる機会がとても多く、自らの手で何かを一から作り上げていく経験は他社ではなかなかできないことだと思っています。

ソフトウェアエンジニアとしての経験なく入社しましたが、多くの学びと実践の場によってスキルアップできています。マーケティングに興味がある人、新しい技術をキャッチアップすることが好きな人、それを周囲に共有するのが好きな人であれば、未経験でも電通デジタルで活躍できると思います。プログラミング言語もそうですが、何か一つのことを極めると横展開がしやすくなるものです。何かしらの専門性に自信を持っている方は、電通デジタルでご自身の可能性を更に広げてみてはいかがでしょうか。

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