田中裕也
データコンサルタント/エンジニア【広告領域】 プラットフォーム部門 ソリューション戦略部 データユーティリゼーショングループ(2018年4月入社)
インタビュー
※2023年5月時点の内容です
自分がやりたかった仕事とつながり、入社を即決
新卒で入社したのはSIerと呼ばれる、システム開発をする会社でした。その後、広告代理店に転職し、広告を運用する仕事をしていたのですが、業務過多で現場が疲弊しきっていました。私としては、もっと業務の効率化ができると考えていたのですが、会社としてなかなか取り組めない状態だったのです。そこで、転職を考え始めていたタイミングで、電通デジタルを知りました。
採用面接時、広告運用業務の改善を含めたデータ利活用を推進したいと伺いました。SIer時代のスキル活用と広告代理店での課題解決が可能であり、まさしく取り組みたかったことですので、入社を決意しました。これこそまさに自分がやりたかったこと。内定後、ほぼ即決で入社したいと伝えました。
ただ、社名に「電通」という名前が入っているので、昔気質な会社かもしれないというイメージは持っていました。ところが、実際に入社してみると、まったくそんな雰囲気はなく、働き方や時間の使い方が個々人の裁量に広く任されていて、いい意味でのギャップがありましたね。
「便利になった」という声がやりがいに
私が今、関わっている仕事は3つあります。1つ目はクライアント企業に有償でBI(ビジネス・インテリジェンス)ツールを構築し提供する仕事です。特定のツールに依存せず、要件に即したBIツール比較・提案を行います。時には、データ基盤の提案や構築も行いますが、多様なクライアント企業の要求に応えられるよう、常に最善な提案を模索することを心がけています。
搭載データ範囲も、広告だけでなく売上情報や顧客情報など多岐にわたり、それらをお客様のビジネス課題や業務フローに合わせてどう料理するかをコンサルティングします。
2つ目は社内向けにプロダクトを作る仕事。抽象的かつ個別に異なるユーザーニーズから、最大公約数となる要件を抽出し、プロダクトに落とし込んでいきます。具体的には、広告を運用している部門に対し、予算管理ができるツールや、広告の良し悪しを評価し改善を促したり、広告のシミュレーションができたりするプロダクトを開発しています。
そして、3つ目はデジタル上のプライバシー保護意識の向上や法規制等に対応しつつ、広告効果の高度な分析をするため、大手プラットフォーマーと協業しながら分析/可視化のソリューション開発をする仕事です。
共通しているのは、データの構成や見せ方を設計し、PDCAを早く回せるような仕組みを整える「データエンジニアリング」に近い仕事だと考えています。
私の提供するツールやソリューションが、しっかりと利活用されて「便利になった」や「良かったので次はもっとこうしてみたい」などの声をもらえるのが、やりがいに繋がっています。あるクライアント企業では、社員のみなさんがかなりエクセルを使い込んでいて、BIツールを導入しても、なかなか移行してもらえないことがありました。担当の方と一緒になって、BIツールの啓蒙活動を進めたところ、段々と便利さを理解してもらい、結果として残業時間の削減につながったプロジェクトは、とても印象に残っていますね。
案件が始まると、BIツールの導入は私が中心となるのですが、広告運用やWebサイト解析など、他の専門性のあるメンバーと組んで仕事をすることになります。電通デジタルの仕事で面白いのは、プロジェクト全体の最適解を、それぞれの専門的な知見を持ち寄って多角的にみんなで考える点です。例えば、Web解析をする上でも、私から「それならこうした指標がもっと必要ですよね」などといった提案がしやすい環境なのです。お互いに知らない内容があったとしても、みんなで丁寧に対応する文化がありますね。
BIに固執せず、データ活用という広い文脈で挑戦したい
電通デジタルの仕事を通じて、多面的に新しいスキルを身につけてきたと思っています。例えば、さまざまなBIツールを使いこなすことで、それぞれのデータの持ち方の特徴や整備の方法など、データエンジニアリングの知識が深まりました。また、BIツールでデータを可視化するだけでなく、シミュレーションモデルを組み込むような技術も最近は取り入れています。
BIツールが中心になりはするものの、そこに固執することなく、データの活用という広い文脈で、もっといろいろなことに挑戦していきたいですね。
最近は、プロダクト開発だけでなく、プロジェクト全体の設計やマネジメントも担当するようになりました。ここで意識しているのは、最終的なゴールはメンバーにしっかりと共有しながらも、その途中は、あまり細かい指示を出さないようにしている点です。助けが必要となればいつでもできる用意はしておきつつ、あとはなるべく自主性に任せて、チャレンジできる状態にしておく方がいいと考えています。
やりたいことを発言していくことが、気持ち良く働く近道
基本的には在宅勤務でありながらも、仕事や家庭の事情によっては出社してもいいので、自分の最適な労働環境を選択できるのは非常にいいですね。最近、大きなライフイベントがあり、私の生活にも大きな変化がありました。そんな中、社内コミュニケーションツールにはさまざまなチャンネルがあり、家庭と仕事の両立などといったプライベートな質問も先輩社員にフランクに聞けるのもありがたいです。休みも取りやすく、自分としてはプライベートとのメリハリをつけて働けていますね。
今後は、マネジメントレイヤーを目指しつつも、データサイエンスの知見を増やして、データに苦手意識のある人にも分析をしやすくするような、人とデータを繋ぐ人材になっていきたいと思っています。私たちが持っているデータには、まだまだ大きなポテンシャルがあります。入社当時に描いていた、攻めの提案がもっとできるようなソリューションを作っていきたいですね。
これから電通デジタルに入社する方にアドバイスするとすれば、自分がやりたいことはどんな形でもいいので、発言していくといいと思います。電通デジタルには、社員のやりたいことを叶えるという姿勢があると感じています。自分が進んでいきたいベクトルを、しっかりと周りの人に伝えていくことが、気持ちよく働くための近道となるでしょう。
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