PEOPLE PEOPLE

最初に正しく問いを定めなければ、
いくら解を求めても意味がありません。
データ/テクノロジー部門 データマネジメント事業部道添 由佳
得意な分析:webアクセス解析
得意なツール:Tableau、Adobe Analytics
普段使っている言語:SQL
Q.印象に残った案件について教えてください。
外資系メーカーの案件で、データ分析の仕事をするうえで大事なことを、クライアント様との実務を通じてたくさん教わったことが印象深いです。

このプロジェクトでもっとも時間を割いたのは、「何を分析するか」という課題(イシュー)を定めるための、クライアントも巻き込んだ徹底した議論でした。

そのときクライアントの宣伝部長さんに、今も役立っている考え方を教えてもらいました。それは「問いの正しさと解の正確さ、どちらも大切ですが、より大切なのは問いの正しさである」ということです。

問いが正しくないまま、いくら正しい解を追求しても、それは無駄であるばかりか、誤った判断を導いてしまうことになりかねません。
正しい問いを見極めることがいかに難しく、重要なことなのかを気づかされました。
Q.その案件で苦労したことは?
ある時、クライアントのプロジェクトリーダーの方から「グロースハッカー」を突然任命いただいたことがありました。
SNSのファン数を1年間で1.2倍に伸ばすことをゴールとして、そのためにデータドリブンに運用をしていきたい、ということでした。

投稿の曜日や時間、使用する写真の色や枚数、文章の長さなど、94項目の仮説を立てました。
そしてそれら一つ一つについて投稿後の反応をデータで分析していくのですが、データ量が十分でないために有意差がでなかったり、メディアによって結果が異なったりと、想定外のことが多く苦労した印象があります。
しかし、振り返ってみるとそれは同時に新たな経験を得るというかけがえのない時間でもありました。
Q.その案件で達成感があった点は?
分析はとても大変でしたが、最終的には目標を上回る結果を出すことができました。
最初にプロジェクトチームで徹底的に議論して、定めた「イシュー」をもとに仮説と検証を重ねた結果かもしれません。

もし問題を正しく定められていなければ、正しい解を導いても意味はなかったでしょう。当たり前のことのように聞こえるかもしれませんが、毎日の業務や自分に課せられた目標だけに目を向けていると忘れてしまいがちなポイントです。

例えば、あるキャンペーンのターゲットが20代の女性と決まっていたとしても、「本当に20代女性でいいのか?それはなぜか?」と、いわゆる”そもそも論”で考えることはなかなかないのではないでしょうか。そこまでするからこそ、想定したターゲットに受け入れられたのかといった分析もスムーズになるのだと思います。
Q.現在担当しているプロジェクトは?
通信事業者や外資系コンピュータ企業の案件にも関わっていて、現在同時に2〜3件のプロジェクトが進行中です。

いずれのケースでも最初から綺麗なデータを与えられるということは少なく、クライアントからの要望も多様です。また、現場に常駐しているとマクロの分析ではなく、アドホックな分析を頼まれることがあります。

ある時、webサイトの小さな改修に効果があったのか、意見を求められたので、いくつかのデータを見て「あまり意味がないのではないか」と結論づけました。担当の方と話していると、ある仮説が浮上したので、さらに詳細にデータを分解して、深掘りしていくと「ん?」という一瞬見誤るような、データ上はほんの小さな違いに気がついたんです。結果としては、特定のターゲットには効果的な改修だったことが分かりました。その時には途中で諦めなくてよかったと思いましたね。
Q.あなたにとってデータ分析とは?
ただの数字を意味のあるものに変えていく仕事です。

もちろん、データ分析には科学的な客観性を保つことが必要ですし、データマイニングのように文字どおりスコップで地面を掘り下げるような地道で根気がいる作業もあります。でも、個人的にこの仕事は「ものづくり」の精神に通じるところがあると思っていて、ただの粘土から器を作り上げていくような独特の楽しさがあります。
Q.いまの仕事を通じて実現したい将来の夢は?
お客様の役に立つためにも5年後、10年後も変化を楽しめる自分でありたいと思っています。

入社以来、BIツールのTableauやAdobe Analyticsに本格的に取り組んで6年が経ち、最近はクライアントから指名でオファーをいただくこともあり、手応えを感じています。その一方で皆さんもご存知のようにデジタルマーケティングはとても流れの速い世界なので、常に自分自身の知識をアップデートしていく必要があると感じます。

また、よく周りから「変人」と呼ばれていますが、私に限らずこの職場はいい意味で個性的な人が多いです(笑)。そうした仲間が、もっと増えると嬉しいですね。

WORK STYLE

道添由佳の、とある1週間

ENTRY

電通デジタル エントリーサイトはこちら。

PAGE TOP